Teardrops Ire Covetousness Kindness TICK!4
ぐぬぬぬぬ!賭けは、個人的な賭けは勝ちまくってる!しかし!
「神様側が3、悪魔側が3、1引き分けだね兄さん」
ここまで並ぶか。雲行きが怪しくなってきたぜ。悪魔側は悪魔側で身内ばっかりでみんな戦勝報告してくるから気まずいぜ。
しかもこちらの切れるカードはもはや教会おねーさんと受付おねーさんしかいない。どっちも頼りになるおねーさんとは理解してるつもりだが、けっこうな確率でポンコツ化するからな。不安要素しかないぜ!
もうあれだ、どっちがよりマシか、って消去法で選ぶしかない人選だ。
「ようやく出番だゼ⭐真打ち」
「やっとおぢづいだぁぁぁぁ。づがれだぁぁぁぁ」
悪魔の口上を遮ってなんか教会おねーさんが号泣しながら入場してきた。
某かの仕事が一段落したらしい。
次の悪魔は嫉妬の魔王。イヌとかヒツジとか竜とか混ぜて2頭身のモチモチした見た目にデフォルメした様な見た目で喋り声もモチモチしてる。なんか邪聖少年ビューティーが好きそうな見た目をしているなと思ったら実況席から抜け出し観客を掻き分け掻き分け闘技場内に乱入してきた。
「悪魔の恐ろしさ、このレビ様が教えて」
「きゃぁぁぁわぃぃぃぃ!ナニコレナニコレ!?」
「それは肉球だゼ⭐」
「そうだね!そうだけどそうじゃないんだ!」
「ヤメロ。ヒヅメの匂いを嗅ぐナ。助けてー」
「勝ってね兄さん!この子を!是が非でも手に入れるんだ!」
ふむ。今度、こいつの見た目でプレイしてみるか。喜ぶかもしれん。問題は悪魔らしいデザインしてるかだな。そこだけ変えればよいか?
「6でもない兄弟だナ!悪魔も道を譲るゼ⭐」
第8試合の勝負、教会おねーさんはお歌対決にしようと提案してきたのだが、どうも聖歌によって悪魔を滅ぼして勝ちを狙う算段だと憲兵のおねーさん方から密告があり、後でこっぴどく叱る約束をして悪魔側から勝負を提案してもらうことになった。
何てことしてくれたんだ。多少不利な提案でも文句言えなくなっちまった。それはそれとして合法的におねーさんにお尻ペンペンが出来るのでこっぴどく叱るのが楽しみでしょうがない。何てことしてくれたんだ。全く。
「レビ様が示す勝負はズバリコレ⭐ソードボール・オンラインだゼ⭐」
剣の柄っぽいものに玉が乗っていて白い糸がオンラインしてる。何だあれは?メタファー?
「何よあれ、けん玉じゃないの」
いつの間にか膝の上に乗っていたキャンディパニック⭐雨霰、またの名を肉汁⭐ぷにぷに。名に恥じぬぷにぷにっぷりで俺のロリポップがパニック⭐だぜ。
「剣玉?知ってるのかいキャンディ?」
「……ええ、子供の遊び道具よ。玉をそれぞれのカップや先っちょに上手く乗せる遊び」
何だ。やっぱりメタファーなんじゃないか。それは楽しそうだな。ぜひ癖歪み忍者あたりとやってみたいぜ。
「処置無しね」