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かのおやじ、登場!

どうもカトユーです。

今回も自分が思い描く妄想です。所々、気に入らない所もあるかもしれませんが、(生)暖かい目で見守って下さい。

海の底へ沈んでいくような不思議な感覚を覚えた。そのあと、ふわりと着地するようにどこかの地面に着いたようだ。少し警戒しつつ目を開けると、古そうな木造住宅の庭先にいた。

初めて見る光景に唖然としていると、どこかから家へ帰ってきたであろう一人の男がやって来た。


「君は誰だね?」


うおっ。顔見たら、山本五十六大将じゃないですか!歴史上の人物に会い、混乱している自分に男はさらに声をかけた。


「君は変わった服を着ているね。こんなのアメリカでも見たことがないよ」


そう言って、物珍しそうに自分を見てくる。


「え、えっと、じ、自分はっ!」


自己紹介をしようとして、ある重大なことに気づいてしまった。

それは、名前を知らない。いや、覚えていないと言うべきか。

改めて、自分の身なりを確認してみると青のワイシャツに紺のネクタイ、ズボン、スニーカーだった。少しポッケをまさぐるとスマホが出てきた。


「ちょ、ちょっと待ってください!」


スマホのロックを解除し、アカウントで自分の名前を確認する。あ、これだ。

豊島進(としま すすむ)。これが自分の名前なのだろう。


「不思議な物を持っているね」


「あ、自分、豊島進と言います!」


「そうか、豊島君と言うのか。立ち話もなんだ、中に入って話をしたい。君には色々と聞きたい事があるからね」


「は、はい······」


う、撃たれる!殺される!そう考えながら生まれたての小鹿のような足で、男の家にお邪魔する。客間のような部屋に通され、少し待っているとさっきの軍服のような物から着替えた男が入ってきた。


「待たせてすまないね。それと、自己紹介がまだだった。私は山本五十六(やまもと いそろく)。海軍航空本部の技術部長をやっている。」


本物だった!!どうしよう、こうして歴史上の人物にあうと緊張で手汗が止まらない······


「さて、自己紹介は済んだし聞きたい事を聞かせてもらおう」


一拍置いて、凄みのある表情で


「何故、あそこに居たのかね?」


と言われた。やっぱり軍人の真剣な顔は怖い!心臓止まるかと思った。

こりゃ、本当の事を話さなければ殺られるぞ。


「未来から、やって来ました」


ゆっくりと事実のみを言う。

五十六(部長?)は、自分の言葉を聞き一瞬驚いたような素振りを見せながらも、さっきと同じ表情でこちらを見てくる。そして少したった時、


「君が嘘を言っているようには見えないな」


認められた!


「し、信じてもらえるんですか?」


「なんだ、嘘なのか?」


「いえ、本当の事を言ったまでです。ですが、何故初対面の人の話を信じたんですか?」


「何、君を見ればこの時代の人間では無いことはすぐにわかる。この服はどこの技術でも作ることは出来ない。例え、アメリカでもな」


五十六(部長?)は自分のワイシャツの袖を見ながら、何でもないように話した。


「えっと、その······」


自分がなんて呼ぼうか悩んでいると、それを察したのだろう。


「私のことは山本さんと呼んでくれ」


「ありがとうございます。えーと、五十六さん。今は何年何月何日ですか?」


これは大事な事だ。イザナギの話が本当なら今は一九三一年だが月によって国際情勢は大分異なる。とりあえず、山本さんが海軍航空本部技術部長なら一九三〇年十二月以降だろう。


「まあ、いつかは気になるだろうな。今は一九三一年の正月だ」


「ありがとうございます」


おっ、正月なのか。時間はたっぷりあった方がいいから都合がいいな。


「君は何時から来たのかね?」


「二〇一八年からです」


「ほう。だいぶ、先から来たんだね」


山本さんはそう言ったあと、ふむと言ってしばし考え事をしていた。


「とりあえず、君について色々と話を聞きたい。いいかな?」


「勿論、どうぞ」


「ではまず、着ている服の素材は分かるかな?」


興味津々といった感じでこちらを見ながら山本さんは言った。


「これはポリエステルという物を使ってます」


「ポリエステルとはなんだ?」


ポリエステルは石油が原料だ。それを伝えるのは楽しみだな。


「石油を加工してつくられた物です」


「何と、石油が原料というのか?」


「そうです。自分達の時代には石油を様々な物に加工して使っています」


「つまり、それだけの石油が採掘されているということだな」


「そうです。ちなみに、世界全体で年間四十億トンです」


「本当か!?我が国の石油備蓄量は百五十万トンあるかどうかもあやしいのに······

ちなみに最大の産油国は?」


うーん、アメリカなんだけどぶっちゃけシェール革命のおかげだと思うんだよなあ。


「中東辺りの国々ですかね」


「ふむ。あそこはイギリスの植民地であるな」


まあ、最大の産油国はサウジアラビアで、もうすぐ独立するはずだな。


「話がそれたな」


そう言って、山本さんは一息ついた。彼なりに状況を整理しているのかもしれない。そして、


「まあいい。それより聞きたいのはこれからの日本だ。君は未来からやって来たのだろう?包み隠さず、事実を話してくれ」


さっきのような真剣な表情だ。これはしっかり話さないとな。


「はい、まず大日本帝国は······」

ヤード・ポンド法は滅するべき!(唐突)

どうでもいいことは置いといて、一九三〇年代に関する情報が少なすぎじゃないですか?調べても出てきません(汗)

石油備蓄量、生産量についての情報を知っている方がいれば、感想にリンクをつけて送って下さい。お願いします。

また、これからについてですが下調べなどで時間がかかるので投稿頻度が下がるかもしれません。ご了承下さい。


ブクマ、感想を貰えると作品作りの励みになります。m(_ _)m

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