拝謁1
どうも、カトユーです。
今回はいよいよ天皇に拝謁します!
(と言っても色々適当に…)
と、とにかくどうぞ!
昭和天皇に拝謁することとなり、翌日は一人で皇居へと向かうこととなった。一応、航空本部に顔を出してから皇居へ送ってくれる車に乗り込んだ。
現代の車とは全く違うエンジン音を響かせ走る車。車内では運転手に話しかけられた。
「もしかして、あんたが噂の人かい?」
「何だ?噂の人って言うのは?」
「いやぁ、最近海軍の方で変わった人間がいるって聞いてね。何でも、未来から来たそう何だよね。そんで、その人が今日天皇陛下に拝謁するって聞いていたからね。皇居なんて人の出入り少ないし、あんたがその噂の人なのかなと思ったのさ」
割りと有名だったのか!?
「多分、自分のことですね」
「そうかい」
そう言って、運転手はちらりと自分のことを見てきた。
「一つ聞いていいか?」
「いいですよ」
「あなたが今から天皇陛下に会うことになったらどう思うんだ?」
「そりぁあ、実際にそうならないと分かりませんね。何せ、天皇陛下なんて言ったら、私達平民からしたら雲の上の存在ですよ。会ったら、私はチビってしまうね」
ハハハと情けなく運転手の男は笑っていた。なんとなく、自分もそうなってしまう未来が見えてしまった。
そんな会話をしつつ車は皇居の前へ着いた。運転手の男と別れる時、
「くれぐれも変なことするなよ」
と笑って送り出された。運転手の男のおかげで少しリラックスできた。
深呼吸してから皇居の中へと入る。案内の人に連れられ、建物へ入り迷宮のような廊下を抜け、豪華な待合室へと通される。綺麗な調度品を物珍しそうに見ていること三十分。ようやく準備が整ったのか、先程の案内人が呼びにきた。
「これより陛下に拝謁する。くれぐれも粗相の無いように」
そう言って、部屋からでて別の部屋へと移動する。その部屋の真ん中には、写真でしか見たことのない昭和天皇がいた。
厳かな空気の中、陛下の前まで進む。
一礼し、陛下と目が合う。
「貴殿が未来から来たという者か?」
はっ!緊張してて何言ってたか聞いてなかった。ん、側近達が慌てているな。
この時は知らなかったが、側近達によると今までにないほど下手に出ていたそうだ。
「は、はい······」
なんともしまりのない返事になってしまった。
「何、こちらが勝手に招いただけだ。楽にしてくれ」
いや、その言葉は嬉しいんだけど周りの皆の表情堅いし。そう思ってキョロキョロとしていると察してくれたのか、陛下が
「二人で話がしたい」
そういって、護衛一人を除いて全員を部屋の外に出してしまった。
「さて、これで大丈夫かな?」
「あ、はい。ありがとうございます」
「気にするな」
なんだ。意外と話しやすい!
そう思っていると、ようやく挨拶が始まった。
「僕が大日本帝国の天皇だ。今回は突然の頼みに応えてくれてありがとう」
「いえいえ。自分は海軍特務少将の豊島進です」
「特務少将か。初めて見た役職だな」
「自分も昨日辞令を渡されて驚きましたよ······」
一応、天皇の御璽があったけど一々書類なんて見てないよね。
「色々と慣れないだろうがこれから励んでくれ」
「はい·······」
そう言った後、少し間を置いて陛下が一番聞きたかったであろう事を聞かれた。
「ここからが本題なのだが······。これからの日本はどうなる?」
また、答えないといけないのか。
うーん、実を言うと自分でもしっくり来てないです…
まず昭和天皇の人柄。そもそも一人称は僕と私のどちらがよかったんでしょうかね?
感想等で意見貰えるとありがたいです。
あと、一話辺りの文章量を増やした方がいいですか?




