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六試艦戦計画案骨子及び特別人事

どうもカトユーです。

下調べがほとんど出来てないです。放置ゲー楽しすぎ…

今回はメインとなる話が二つあります。前半と後半でかなり話の展開が違うので、繋ぎが下手かもしれません。すみません。

無事に宿を見つけ一晩過ごし、翌日には東京へと帰った。その日は休み、次の日に技術部へと向かった。

朝イチで山本さんに、


「堀越君はどうだったかね?」


と聞かれたので面白く、将来大きな仕事をしてくれるでしょうと言っておいた。

昼過ぎには憂国会のメンバーで集まり、「仮称六試艦上戦闘機」の計画を練った。

基本的には、自分の思う通りの計画案となったが多少変更が加えられた。ちなみに計画は以下の通りである。


「(仮称)六試単座艦上戦闘機」計画案

一、最高速度は時速三三〇㎞以上であること。

一、単葉機であること。

一、適度な運動性及び前方視界を確保すること

一、脚は単支柱式であること。

一、武装は七耗七機銃二挺以上であること。


メインとしてはこのようなものとなった。史実の三菱の七試艦上戦闘機をモデルとして少しだけハードルをあげた条件とした。また、これは競争試作として発注することとした。それに加え、航続距離は一旦保留にしておいた。理由は、山本さんと意見が対立したためだ。自分としては今回は様子見として試作機の設計を余裕をもって行い、次の新型艦戦へのステップとしてもらおうと考えていたのだが、山本さんは今後の大陸への侵攻を鑑みて、次期主力艦戦の採用を目指し、実用性のある(言い換えれば長い航続距離をもつ)機体を求めていたのだ。無論、満州事変は避けられない事態となりつつあるので、海軍も渡洋爆撃等の長い作戦距離が求められると思う。だが、史実でもそうであったが今は純国産戦闘機の開発は必須であり、複葉機から単葉機へと移り変わる時代で、技術の発達スピードは凄まじい。故に、何度も試作機を作り着実に技術を磨き、ステップアップしていかなければならないと思ったのだ。

しかし、双方は互いの意見を理解出来ず議論は平行線をたどり、この件は棚上げとなった。これには山本さんもご立腹のようで、


「君は艦上❰戦闘機❱に弾着観測でもさせたいのかね?」


という皮肉を言われてしまった。余談だが、この議論(口論)の間白石大佐は一人、顔を青くして黙っていた。

翌日、技術部に行くといつもと変わらない山本さんがいた。それには、こちらがびっくり仰天させられた。何食わぬ顔で話しかけてくるし、怒った様子も微塵も感じられなかった。

夜になり、作業が終わり一息つく人が多く見られるようになるとどこからか帰ってきた山本さんに呼ばれた。ようやく怒鳴るのかと思い、山本さんのもとへと向かうと、胸元から封筒を出して自分に渡してきた。見れば山本さんの口元が僅かに震えている。笑いを堪えているのだろうか。封を切り、一枚の紙が出てきた。


----------------------


豊島進


任海軍航空本部技術部付特務少将


昭和六年一月九日


----------------------


!?!?!?

······。うーん、まず、特務少将?なにこれ?あと、この判子みたいなものって確か、天皇の御璽だよね?

······。え?え?なにこれ?


紙を見て固まっている自分をみて、山本さんはいたずらが成功した子供のように笑っていた。


「いや~、ずっと思っていたんだけど、未来人だから身元不明だし、身分もよく分からなかったから海軍大臣に君の存在を伝えてみたら、そんなこと早く教えろ!って怒鳴られてしまってね、特別人事を作成してもらったんだ。それで、君は特殊な存在だから省内の極一部の人間で話し合って秘密裏に君を「特務」少将にしたんだ。これなら物事が円滑に進むからね」


そして、少し間を開けて、


「あと、明日には陛下に拝謁するから色々と準備してね。ついでに言うと、陛下は御公務を全て取り止めて君に会うからね。そして、昇進おめでとう」


さらりととんでもないことを言ってきた。

はえ~、拝謁ですか?······昭和天皇に会うってこと?わー、どうしようか。(棒読み)


一月九日、特務少将を任じられる。そして、天皇に拝謁することとなる。

なんかトントン拍子で話が進んでない?

ようやく、一話の最初に繋がる…

次回、陛下に拝謁。

お楽しみに! 


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