ep5 2回目のコックピット
「はぁ。さてと。あの喧嘩をとめねーとなっ」
ルファは、ケンカしている3人に向かって歩いていき、見事に3人に平手打ちをくらわせた。3人には、見事なぐらいにくっきりと手形がついている。特に、色白なエイドは真っ赤で目立つ。
「痛い……」
目に涙をためて、ナインが言う。
「もうちょっと、やさしく喧嘩を止められないのか?」
「文句言うなら、喧嘩すんな」
「だいたいなぁ……」
ルファが説教を始めた矢先に、リリからりりらしくもない大声が飛んできた。「また幻獣が軍の機体に追われている」と。
すばやく、リリが幻獣の特徴をいう。
「高速で、空を飛んでいるみたいですわ」
「サンダーバード……?」
「え…… あの5人兄弟の?」
「ここでボケるなエイド」
ボケたエイドにルファから2発目のビンタが放たれた。
「俺とナインか。エイド、メテオは調整さえすれば出れそうか?」
「ああ」
「じゃあ、調整しといてくれ。アリス、あとから援護頼む」
それだけ、テキパキというと、すばやくコックピットに飛び乗りエンジンを起動させ出撃していった。
しばらくして、エイドから調整が終わったといわれた。
「アリス、画面の表示を名前に切り替えておいたから。頑張ってこいよ」
「おう!行ってくる」
そのやりとりだけして、エンジンを起動させた。確かに、この前の数字の羅列が名前に変わっている。
「おー。選びやすくなっている。えっと、たしかサンダーバードだったな」
画面をスクロールさせて、サンダーバードを選ぶ。ヘルメットをかぶると、アナウンスが流れた。
“メテオMk−IIサンダーバードタイプ発進準備OK”
機体の外から、何かが羽ばたくような音がした。だが、気にする間もなく機体が急発進した。
すいません。かなり遅れました。新年1発目が、3月手前になりました。これからは頑張ります。すみませんでした!!