ep4 5人目の仲間
「皆、戦闘系の特徴があるのか。オレのメテオってのはどんな特徴が?」
「……?」
「分かんないか……」
後ろでカサカサと音がする。振り向くと、ツバサが何かを探してポケットをあさっていた。
「チッ、このタバコで最後か……」
「そこ、煙いからタバコ吸うな。吸うなら外で」
「外だったらばれるっつってケチつけたのはテメーだろ!!」
「だったら吸うな!!」
「何でだよ!!」
徐々にナインがツバサに大声と共に近づいていく。ため息が聞こえる。
「あーあ、まーた始まった。ナインとツバサのタバコ喧嘩」
「また?」
「ええ。よくありますの」
「あ、リリさん」
「リリでいいですわ。あの2人は、ことあるごとに喧嘩するんですの」
会話をしながら、ケンカ中の2人を見ているとどんどんヒートアップしていきいろいろな物が宙を飛んでいる。
「あーあ。全くしょうがねえな……」
そういって立ち上がった、エイドの顔面に思いっきりスパナがあたった。
「その度に……」
「……。テメェラ……『いいー加減に……しろォーーー!!』」
「……!!(ナインとツバサ(とアリス)の声にならない悲鳴)」
「その度に、あんな風にエイドが止めるわけですの」
あのエイドの怒った顔とそのエイドに殺されかけた仲間を見て、平然としているリリさんはいったい何者だろう。という、疑問が沸き起こった。
「また、このコンボかよ……」
「あ、ルファ」
「!!」
ひょこっと、真横に現れたのはアリスヴィジョンでは顔がキラキラ光って見えるルックスの長い髪の男(?)だった。
「……こいつは?」
「ア、アリスです」
「ふーん。オレは、ルファ。元は、メテオのパイロットだ」
「あ……」
スッと、しゃがんでルファはオレの頭の上にポンと手を置いた。
「Mk-1の時のオレの癖が残ってて操縦しにくかっただろ?」
「あ、アリスさん。ルファは、先に言っておきますけど“男”ですからね」
「髪長いし、よく間違われるけどな男だから」
(歯が……歯が白ぉーい!!)
にっこり笑うと、歯がキラッと光った。
「アリスさん、顔赤くなっていますけど。大丈夫ですか?」
「あ、あはははは。大丈夫!!」
〔この、物語内でラブコメ風な発展があると思ったら大間違いよ、アリス……(小声)〕
「何か言ったか? リリ?」
「いえ、何も」
にっこりと笑みを浮かべたリリの得意技は、本心を隠す笑顔だと知っている人はほとんどいない。
決して、ラブコメ風にはなりません。それだけは断言しておきます。
こんなだめ小説を読んでくださっている皆様ありがとうございます。それでは。