クトゥルフ神話TRPG『いろいろといろ』
本作は、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』シリーズの二次創作物です。
クトゥルフ神話TRPG
『いろいろといろ』
SAN値回復シナリオ
PL:1〜3人(複数人の方が楽しめる?2人以上の場合は関係性があるPCである事・PCに大事な人がいる場合はKPに報告してください)
推奨技能:無し
ロスト率:無し
時間:1時間ほど
ー夢をみている
心地よい
覚めることを拒否してしまいそうなほどに
とても心地よい夢をー
下記よりシナリオ本編となります。
◉シナリオ◉
あなた(達)は夢を見ています。
何もない、真っ暗闇です。
けれども特に怖さを感じる事はありません。暗闇であるにも関わらず、包み込まれるような安心感があります。
夢の中であるけれど、更にその中で眠れる様な。夢の更に奥へといける気がすると、あなたはゆっくり瞼を閉じようとするでしょう。
そんなあなたの目の前に大きなシャボン玉が一つ浮かび上がってきます。僅かに光を帯びたそれは、よく見かける透明と七色に揺れるシャボン玉なのですが、色の変わり方が普通のシャボン玉よりもはっきりしているように見えます。
そしてあなたはシャボン玉に触れたいという抗いがたい欲求に突き動かされる事でしょう。
七色に明滅するシャボン玉です。
どの色の時に触れたいですか?
色を選ぶ際にその色のイメージ(良い意味での)を一言二言で構いませんのでお話しください。明確な物ではなく、思い出や漠然としたイメージでも構いません。
※色を決めてもらい触れた瞬間、そのイメージが浮かび上がり、そこで好きにRP。満足したらSAN値回復1d4。
これを7回繰り返す。
下記の文章はPLに色を選んでイメージを言ってもらった後の各色の導入文章になります。
KPのイメージで文章を変えても構いませんが、長くなり過ぎないように。
⚫︎赤
体に流るる命の液体
人に知恵を与えたもう禁断の実
危険と停止を促し、一方で愛の言葉を彩る花の色
赤色はいつでもどこでも情熱的
そんな色の貴方のイメージは『』
⚫︎橙
陽の光を浴びて実る果実
燃える炎には安らぎと活力
夕焼けには少しの物悲しさと安堵
橙色は明るく、安心、プラス思考
そんな色の貴方のイメージは『』
⚫︎黄
キラキラと輝く星々と
しっとりと瞬く月
希望の導きに危険の呼びかけ
黄色は静と動を兼ねた光の色
そんな色の貴方のイメージは『』
⚫︎緑
風で木の葉が揺れる
山や森、大地に根ざす木々の豊かさ
自然を表し、その恵みは心を和ませる
緑色は見るもの全てを癒す色
そんな色の貴方のイメージは『』
⚫︎青
空に海に草原に
広きものにつけられる色の名前
雄大で広大で
青色は全てを包み進ませる色
そんな色の貴方のイメージは『』
⚫︎藍
届かない宇宙に闇夜の空と海
阿波の国の伝統染め
青より深く、深く、そして濃く
藍色は広大さより静寂を現す色
そんな色の貴方のイメージは『』
⚫︎紫
葡萄にラベンダー
ワインに酔い、香りに酔い、色に酔う
癒しで神秘で魅惑的
紫色は高貴さと妖しさを兼ねる優美な色
そんな色の貴方のイメージは『』
⚫︎最後
また暗闇が訪れる。
シャボン玉がたくさん、あなたを包むでしょう。
心地良いその抱擁感にあなたは身を委ねるますか?
委ねる
→大事な人がいればその人の声で目が覚める。ED①
→大事な人がいない場合、あぁダメだ、と直感的に感じて無理矢理目を覚ます。ED②
委ねない→ゆっくりと目が覚める。ED③
⚫︎ED内容
ED①
あなたは大事な人の声によって目覚めます。
なかなか起きないあなたをその人は随分と心配している事でしょう。
あのまま夢に身を委ねていれば自分は目覚めなかったかもしれない。
そんな恐怖を僅かに感じながら大事な人の温もりを感じて、ここが現実で自分が生きていると実感する事でしょう。
おはようございます、世界。
色鮮やかな現実へおかえりなさい。
ED②
あなたは勢いよく起き上がります。
見渡すとそこは自室で、あなたはベッドの中にいました。
心臓が、早鐘の様にドクドクと鳴り響いています。
一瞬とはいえ狂気に魅入られかけたのだと、あのまま身を委ねていれば自分は目覚めなかったかもしれない。そんな確信めいた考えがあなたの頭を過ぎり、目覚めて良かったと安堵する事でしょう。
おはようございます、世界。
色鮮やかな現実へおかえりなさい。
最後に、SAN値が1d4減少します。
ED③
朝の柔らかな光であなたは目を覚まします。
気分もスッキリしていて、感じた事のないくらいに目覚めの良い朝を迎えることでしょう。
おはようございます、世界。
色鮮やかな現実へおかえりなさい。
SAN値を1d4回復
解説:PCはアザトースの見る夢に紛れ込んでいた。総ての宇宙を生み出す(夢見ている)アザトースの夢は我々人類が、この宇宙が生まれた根源である為、心地良いのは当然である。
ただしあのまま身を委ねていればアザトースの深淵に触れるところだったので実はとっても危なかった。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
拙いシナリオですが、どうぞご自由にお使いください。
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