表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
百合の一幕 涼香と涼音の緩い日常  作者: 坂餅


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

897/930

家庭科室にて 16

「ということで、ゲームの世界に行っていたわ」

「なんで来るの……」

「先輩がすいません……」

千秋(ちあき)ちゃん、千春(ちはる)ちゃんと会えたんだねー」


 なぜか当たり前のように家庭科室へやって来た涼香(りょうか)涼音(すずね)


 ゲーム部でわちゃわちゃした後、千春は残ってゲームをしたいということで、無理やり千秋と共に残ってすずらんと遊んでいる。


「まだ作りかけみたいよ、完成すればまた誘ってくれるらしいわ」

「そうなの。ところで、なんで来たの? もういい時間よ、帰れば?」


 菜々美(ななみ)の言葉を聞いていない涼香は、呑気に出されたお茶を飲んでいる。


「もうすぐね、ハロウィン」

「なんなの……」


 そんな涼香と菜々美を他所に、ここねは涼音に話しかける。


「涼音ちゃん。一緒にお菓子作らない?」

「え、いいんですか?」

「うん! 簡単な物だけど」

「ありがとうございます」


 二人がハロウィンのお菓子作りの予定を立てているのに対し――。


「菜々美、今年こそ涼音の可愛い仮装の写真を撮るわ!」

「私はここねの可愛い仮装の写真を持っているわよ!」

「なんですって……⁉」


 恐ろしいものを見たような表情をする涼香に、勝ち誇った笑みを浮かべる菜々美であった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ