表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
百合の一幕 涼香と涼音の緩い日常  作者: 坂餅


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

874/930

水原家にて 6

「なんですかこれ」


 家に帰ってくるなり、涼音(すずね)は満足気な表情の涼香(りょうか)に詰め寄る。


「やっぱり本物の涼音の方が可愛いわね」

「でしょうね!」


 水原(みずはら)家のリビングには、壁一面に涼音の写真が貼られていて、それはモザイクアートになっており、涼音が浮かび上がっている。


「この体は良いわよ。写真をどこに貼るべきなのかが分かるのよ。……、でもやっぱり肩は上がりにくかったけど」

「無敵ね、この子は」


 今日一日、完全無欠の超絶美人水原涼香として女子高生生活を送った涼香の母が感心した声を出す。


「まあ、私の代わりは誰にも務まらないということね」


 どこか神々しさを感じる雰囲気を醸し出して勝ち誇る涼香。別に勝負はしていないのだが、なんかイラッときた涼香の母は反撃をする。


「いつものお礼として、皆にお菓子を奢ったわ。もちろんあなたのお小遣いで」


 それを聞いて、恐ろしいものを見たような表情を浮かべる涼香であった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ