表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
百合の一幕 涼香と涼音の緩い日常  作者: 坂餅


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

852/931

文化祭後にて

 水原涼香(みずはらりょうか)による被害――無し。


 今年も無事、最後の文化祭を終えることができた。


 細かいドジはあったが、涼音(すずね)ちゃんやみんなのおかげで、文化祭は終始平和。


 平和で、楽しい最後の文化祭。


 篠原天理(しのはらてんり)宮木紗里(みやぎさり)両名の協力に感謝。その他一年大空(おおぞら)姉妹にも感謝。


 でもやっぱり、一番頑張ったのはみんなだよね☆ みんなありがとう! 打ち上げの場所はココ♡ 割り勘だけどネ!


 

 ということで、打ち上げにやって来た涼香と、無理やり連行された涼音。


「なんであたしまで連れてこられたんですか」

「いいではないの」


 涼音の不満になにも考えていない涼香が返す。


 そんな涼音に千春が言う。


「そりゃあ涼音ちゃんも参加してくれなきゃ困るからだぜ」

「答えになってませんよ……」


 と、言いながらも、涼音もまんざらではない様子。自分のクラスの打ち上げを断る口実に、こっちに連行されたからだ。


 ちなみに三年生はクラス単位ではなく学年単位での打ち上げだ。百人以上の人間が一斉に入れる場所なんて無いため、かなり大きめのカラオケをこの日のために探して予約していたのだ。夏休みからの成長である。


 みんなで飲んで(ジュース)食べて歌って(涼音には歌わせない)楽しむ。


 今日は長い一日、楽しい日が長いなんて最高だ。


 誰もが心の底から楽しみ、いつか未来で、あの時は楽しかったと、笑いながら話すだろうと考える。


 これが最後の文化祭。一生残る、煌びやかな思い出だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ