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百合の一幕 涼香と涼音の緩い日常  作者: 坂餅


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814/929

文化祭にて 52

 地上とは違い、自然光など一切入ってこない地下校舎。蛍光灯の無機質な光が廊下を照らす。そんな窓は無く、圧迫感を覚える廊下を歩く。


「ここにいたら正気を失いそうだわ」

「怖さはあるよねー」


 ちなみに涼音(すずね)は地下校舎に行きたがらない。


 窓の無い圧迫された空間が好きだという生徒もいれば、ここにいたくないという生徒もいる。


 そして当然、地下校舎で活動する生徒は、この場の居心地が良いと考える生徒しかいない。


 何人かの生徒とすれ違いながら、菜々美(ななみ)とここねは適当な教室に入る。


 窓には『怪しい薬品部』と書かれていた。


「ああああうあああうああぅぅぅぅぁああああああ……‼」

「急になによびっくりしたわね!」


 入った瞬間奇妙な呻き声のような叫び声が聞こえ、菜々美はここねを護るように立つ。


「菜々美ちゃん……⁉」


 そんな菜々美にときめくここねである。


 そして声の主は、カサカサカサと教室の隅へと移動した。


「眩しい眩しい眩しいよぉぉぉ!」

「えぇ……」

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