表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
百合の一幕 涼香と涼音の緩い日常  作者: 坂餅


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

764/930

文化祭にて 2

 文化祭は一日だけだが、一日だけしかない故に生徒たちの集中力は研ぎ澄まされている。


 大使館をする涼香(りょうか)のクラス、とりあえず裏方に回された涼香は、最初のシフトに組み込まれている。後の時間は自由に動けるようにだ。


 涼音(すずね)もなんとか午前中だけのシフトになったようだ。


 一日で終わるため、シフトの入る時間が短いのが救いだった。


 溢れかえる来場客を捌いて捌く涼香のクラス。


 ちなみに裏方でちょろちょろする涼香を人目見ようとする下級生が多い。


涼音(すずね)に会いたいわ……涼音に会いたいわ……」


 涼音のクラスは確か王子喫茶だ。涼音が王子になるのだ。これを見なければならない。見なければならない! 見なければならない‼ しかし現実は非情なもので、それは同級生達に阻止されてしまった。


 裏方で涙を流す涼香の姿を見るものはクラスメイトだけ。


「さっさと動いてー」


 道端に転がる石のような扱いを受ける涼香であった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ