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百合の一幕 涼香と涼音の緩い日常  作者: 坂餅


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文化祭にて

 十月にもなると、暑さはだいぶ和らぎ、秋がひょっこり現れたのが分かる。秋はひょっこり現れたはずなのに、涼しさを求める人々はひょっこり現れた秋をガッツリ見ているものだ。


 そして待ちに待った涼しさで上がったテンションを更に上げる行事がこの十月にはある。


 ――文化祭。


 体育祭と並ぶ学校生活を代表する行事だ。


 招待制で、家族を含め男性は入場できないが、それと反対で近くの中学の女子生徒には招待は行くし、申し込みさえすれば遠くに住む人でも女性限定で入場することはできる。そのために来場者数はかなり多く、毎年かなりの賑わいを見せる。


 盛り上がりだけなら体育祭など足下に及ばない。


「今年は最後の文化祭よ‼ あなた達、私についてきなさい‼」


 そんな涼香(りょうか)の戯言でも、全員が盛り上がる。あの綾瀬彩(あやせあや)すらも、眉間から皴を無くしている。


 全員で準備をして、盛り上がり、楽しむ準備をしてきた。高校生活最後の文化祭。悔いを残さないように、できるだけのことをしてきた。


 ある者は手を取り合い、ある者は熱い視線を交わす、そしてある者は神に祈る。


 涼香達三年生の最後の文化祭が間も無く、始まる。

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