表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
百合の一幕 涼香と涼音の緩い日常  作者: 坂餅


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

727/929

お菓子パーティーにて

 ある日の放課後。今日も今日とて終礼が終わってもまだ帰らず、教室で時間を潰している涼香(りょうか)と、そこへやって来た涼音(すずね)


「おっ、涼音ちゃん来たねー」


 しかし今日涼音を待っていたのは涼香だけではなかった。


「どうも」


 涼香の他にも若菜(わかな)千春(ちはる)の二人がいた。


「ふっ、待ってたぜ」

「なんなんですかお菓子なんか持って」


 若菜と千春の二人は共にお菓子を持っていた。スナック菓子にチョコ菓子など、大袋に入った物が六つだ。


「お菓子パーティーよ!」


 近くにやって来た涼音に涼香が言う。


「えぇ……」


 そこには、受験生なのにこんなことしていてもいいのだろうかという意味が含まれていた。


 しかしその疑問は解消される。


 涼香は言わずもがな、若菜は超優秀な家庭教師みたいな人についてもらっているし、千春は暇人だ。


「息抜きがてらって感じですか。春田(はるた)先輩だけだけど」

「そうそう。私だけ真面目に受験勉強してるから」

「私は天才なの」

「元生徒会長だし」

「心配になる返事ですね……」


 そうは言うがまあ心配は無いだろう。


 近くの椅子を引っ張ってきた涼音が、リュックを教室最後方のロッカーの上に置いて座る。


「じゃあこれから、ささやかな息抜き⁉ 放課後のお菓子パーティーを始めます!」


 若菜の宣言で放課後のお菓子パーティーが始まる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ