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百合の一幕 涼香と涼音の緩い日常  作者: 坂餅


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お出かけにて 6

 再び各駅停車でガタンゴトン。涼香(りょうか)涼音(すずね)は無表情で窓の外の景色を眺めていた。


「結局、いつも通り市内行くんですか?」

「行くしかないのよ。今更戻れないわ」

「分からないこともないですけど……」

「それとも、日が暮れるまで電車で往復する?」

「それもいいんですけどねー」


 そんな会話をしながら、どうするべきか迷っている。扉が閉まりまた進む。別に苦ではないけれど。


 誰か知り合いが乗車することも無く、二人を乗せた電車は終点までやってきた。


 時刻は正午、とりあえずお腹を満たしたい。


「結局来ちゃいましたね」

「そうね、とりあえずご飯にしましょうか」


 結局定期券範囲外へ出てしまったが、もう暇をしない場所はここしかないため改札を出る。


 人の多さに顔をしかめる涼音は、すぐに涼香に注意を向ける。


 こんな人の多い場所でやらかされるとたまったものではない。それに涼香が迷ってしまわないようにする必要もある。


 だから涼音は、涼香の手を握って歩くのだった。

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