表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
百合の一幕 涼香と涼音の緩い日常  作者: 坂餅


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

664/929

放課後にて 12

「暇になりましたね」

「そろそろ帰りましょうか」


 とりあえず淳子(じゅんこ)を保健室へ運び、いなくなった千春(ちはる)千秋(ちあき)を探すのも面倒だし、もうそろそろいい時間だしで帰ろうかと、荷物を取りに三階へ上がると、そこでは数人の三年生達が廊下に伏せていた。


「……奇妙な光景ね」

「あ、先輩。動かないでください」


 それがなんなのかを察した涼音(すずね)が、涼香(りょうか)に動くなと言う。


「あなた達、なにをしているの?」


 止まりながらも、涼香は同級生達に声をかける。


(れん)がコンタクト落としたらしいの」

「あら、そうなの? そこにあるのがそうではないの?」


 状況を聞いた涼香がすぐさま廊下のある部分を指さす。


「はい? どこ?」

「そこよ、梨々(りり)の右足の三センチ後方」

「え、あたし⁉」「動かないで‼」

「あった!」「うそぅ⁉」

「…………なんで分かるんですか」


 そんなこんなで、落としたコンタクトを恐るべき速さで見つけ出した涼香であった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ