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百合の一幕 涼香と涼音の緩い日常  作者: 坂餅


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ガーデニング部にて

「励んでいるわね」


 ガーデニング部にやって来た涼香(りょうか)の一言目がこれだ。


 ガーデニング部の活動は、学校にある花壇の管理だ。いくつか管理している花壇があり、今回やって来たのは、昇降口にある花壇ではなく、教職員が使う出入口の玄関ポーチを挟むようにある花壇だ。


 ここならば、他の生徒はあまり通らないはずだ。


 ちなみに他の部員もいない。


 つまり――。


「誰もいないわよ」

「あなたに対する労いよ」

「ああそう。ありがたく受け取っておくわ」


 そこにある花壇には、今は九月ということもありコスモスが咲いている。


 ただ咲いているだけなのに、見ていると心が和んでくる。


 千春(ちはる)涼音(すずね)は片方の花壇に腰掛けながらお茶を啜っていた。


 和みすぎて涼香がやらかしてもまあいいだろうという気持ちになる。


 それに、千秋がいればある程度はなんとかなるとも思っている。


「和菓子が欲しい」

「ですね」


 今はなんとなく和の気分だ。

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