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百合の一幕 涼香と涼音の緩い日常  作者: 坂餅


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台風の日にて 6

 涼香(りょうか)の母が言った通り、涼香に関わりのある人間は全員濡れた。だからもうこれ以上濡れることは無いはずなのだ。


 でも使った超吸水タオルは二枚。三枚目は使うかと思って出したのだが、結局朝は使わなかったのだ。


 そして現在昼休み、涼音(すずね)は残り一枚のタオルはいつ使うのかと、戦々恐々していた。


「先輩。残り一枚、タオル、残ってます」

「予備よ」

「そんな訳無いじゃないですか」


 涼香に渡すのなら、予備を入れていても納得できる。しかし渡した相手は涼音なのだ。予備というのは考えにくい。


 一応残りのタオル一枚を持ってお弁当を食べているが、校内であれ以上このタオルを使う状況は想像できないこともないが可能性は低いだろう。


 とりあえずお茶を飲んでむせている涼香を放ってお弁当を食べ続ける涼音である。

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