表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
百合の一幕 涼香と涼音の緩い日常  作者: 坂餅


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

640/929

休み時間にて 4

 休み時間のこと。


「見なさい。これは昨日の涼音(すずね)の可愛い写真よ」


 涼香(りょうか)がスマホをクラスメイトに見せて回っていると――。


「なにやってるんですか……」

「語弊があるわね。可愛い写真ではなく、可愛い涼音の写真よ‼」

「いや、マジでなにやってるんですか」

「写真から涼音が飛び出した⁉」

「そんな訳無いじゃないですか」


 心底呆れた様子の涼音が、涼香の手からスマホを取り上げる。


 別に涼香はスマホが無くても生きていける人間だ。今は特に取り返そうとしなかった。


「だと思ったわ。今日も可愛いわね」


 嘆息した涼音が、涼香の額をぺちんと叩き、涼香の席へ移動する。


 それを追い越して椅子に座った涼香が、涼音を自分の上に座らせる。


「……普通に座りたいです」

「ダ☆メ」


 綺麗なウインクをする涼香に舌打ちをする涼音であった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ