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百合の一幕 涼香と涼音の緩い日常  作者: 坂餅


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中間テストにて 初日 国語 涼音サイド

 中間テスト初日、二時間目、科目は国語。


 涼音(すずね)は特になにをするでもなく、ただぼーっと天井を見つめていた。


 国語の勉強方法は漢字を覚える以外よく分からない。その漢字も英単語と同じく、特殊な状況下で暗記したからほぼ問題ないはず。




 ある日のテスト期間中、下校時の電車にて。


「なんでいつも国語のテスト中寝てるのに欠点じゃないんですか?」


 ふと気になったことを涼香(りょうか)に聞いてみた。


「文さえ読めればある程度の点数は取れるのよ」


 なんてことない風に答える涼香の言っていることがよく分からず涼音は首を傾げる。


「文を読む……?」

「英語の長文と似たようなものかしら、国語は右から順に問題が出るのよ、そして大抵の答えはその前後にあるわ」

「それと文を読めるってどういう? それに英語の長文?」

「……あれよ、電車と同じよ」

「ごめんなさい、訳がわかんないです」


 いまいち理解できない涼音が混乱している様を見て、涼香はどうしたものかと考える。


「でも涼音はそんなこと分からなくても欠点取らないではないの」




 結局あの後涼香の部屋で教えてもらい、とりあえず実行しなさいとのことで、今日はいつもとは違う解き方をしてみようと思う涼音だった。

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