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カラオケにて 番外編
――一方その頃。
「菜々美ちゃん、あーん」
「あっあああ……あああぁぁぁ……‼」
いつも通り、あーんをされて爆発しそうになる菜々美がいた。
涼香達を送ったからでもここねとのデートの時間には余裕があった。そして、どこへ行くかという話になって、夏だし建物内の方がいいよね、ということでカラオケにやって来た。
カラオケ内なら二人きりだし爆発する心配はないと思っていたのだが、最近のカラオケは部屋内に監視カメラがあるらしく、レジでそのことに菜々美は気づいてしまったのだ。
「大丈夫? 口移しでもする?」
「ああっああああああああああああ!」
パフェの生クリームを口に含んで、菜々美に顔を近づけたここね。このタイミングで菜々美は爆発してしまう。
「きゃー」
爆発した菜々美はその場で力尽きる。
ここねはちらりと監視カメラに目を向けた後、倒れる菜々美に顔を近づけるのであった。




