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屋内型複合レジャー施設にて
「菜々美、ありがとう」
「帰りはどうするの?」
「電車で帰るわ」
「そう。それじゃあ、涼音ちゃんも」
「はい、ありがとうございました」
菜々美の車が走り去り、この場には涼香と涼音の二人だけ。
「来たわね」
「そですね」
二人が送ってもらったのはここ、屋内型複合レジャー施設。
「先輩」
「どうしたの?」
「人多くないですか?」
「夏休みは仕方ないわよ」
平日なのだが、やはり夏休み。学生が多く見受けられる。
若干後悔したが、せっかく送ってもらったのだ。遊ばねば勿体無い。
屋内のため、少し運動をしたぐらいでは汗はかかない。夏に運動するにはピッタリだ。
「さあ行くわよ‼」
「どこに?」
この施設には、ボウリングをはじめ、アミューズメントやカラオケ、その他スポーツなどができる。
なにができるかは店舗にもよるのだが、概ねそのような場所だ。
「メダルゲームよ」
「了解です」
そうして二人は、メダルゲームを目指すのだった。




