表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
百合の一幕 涼香と涼音の緩い日常  作者: 坂餅


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

372/929

家電量販店にて 3

 洗濯機で癒された涼音(すずね)夏美(なつみ)だったが、今は冷蔵庫と冷凍庫があるエリアに来ていた。


 主に涼音が見ているのは冷凍庫だ。縦型の細長い冷凍庫の中を見て、なにやら考えている様子だ。


「どうしたの? そんな熱心に見て」


 中の横幅と棚の深さを見ている涼音に声をかける。


「容量見てんの、冷凍物がどれぐらい入るかとか」

「へえ、結構買うの? 冷凍物」

「いや別に。ただ、ふるさと納税の返礼品で魚いっぱいになりそうだから」


 それはあと何年先になるのか。


 少なくとも、涼香が社会人として働くまでは訪れないことだ。だけど、そういった未来を想像するのが楽しいのである。


「そんなにふるさと納税してるの?」


 夏美からすると、今涼音が言ったことは、現在の話だと思うのは仕方が無い。


 涼音の親も、涼香(りょうか)の親も、ふるさと納税は利用しているが、別に冷凍物以外の返礼品もある。さしあたって、冷凍庫が必要な状況には陥ってない。


「いや別に」

「えぇ……」


 よって、困惑してしまう夏美である。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ