表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
百合の一幕 涼香と涼音の緩い日常  作者: 坂餅


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

319/929

お風呂にて 5

 暑い夏でも、熱い風呂に浸かれば心地良い。


「出た後を考えたくないわね」


 風呂に浸かりながら、一日の疲れと共に嫌なことを吐き出す。


 涼香(りょうか)は夏の風呂が嫌いであった。


「じゃあ浸からなかったらいいんじゃないんですか?」


 身体を洗いながら涼音(すずね)が言う。


 全身泡もこ、身体洗いも佳境に入っている。


「違うのよ。お風呂に浸かるのは疲れを取る上でとても重要なことなのよ」


 なにが違うのか分からないが、涼香は風呂に浸かることの重要性を涼音に説こうとする。


「先輩疲れるようなことしてませんよね?」


 しかし涼音は、風呂に浸かっているのに、肌寒くなるような冷たい目線を向けながら言う。


「えいっ」


 言い返すことができない涼香は両手を握り締め、涼音目掛けて風呂の湯を発射する。


「なにするんですか……」


 今から流そうと思っていたから別にいいけれど。


「涼音が悪いのよ」

「えぇ……」


 とりあえずシャワーを涼香に向ける涼音であった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ