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百合の一幕 涼香と涼音の緩い日常  作者: 坂餅


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298/928

水族館にて 6

涼音(すずね)見なさい! 魚よ!」

「見てますよ」


 眼前に広がる巨大水槽、多種多様海の生物達が自由に泳ぎ回っている。


 群れを成して泳ぐ魚や羽ばたくエイ、隅っこでじっとしている魚、そんな水槽内で一際存在感があるのは――。


「ジンベイザメがいるわ!」


 成長すれば体長十メートルを超す世界最大の魚類だ。


「デカいですねー」


 水槽に張り付く涼香(りょうか)の隣で涼音は感心したように呟く。


「エイもいっぱい魚もいっぱいよ!」

「そですね」


 魚達に夢中になっている涼香、涼音はそんな涼香のほっぺたをムニムニ触るが、涼香は咎めず気にしない。


 随分熱心に見ている涼香の隣で、展示されている魚の種類を確認する涼音。


「へー、クエがいるんですね」

「クエですって⁉」

「わーすごい食いつき」


 クエといえば、よく高級魚だとか幻の魚などと言われている。クエ鍋も有名でよく聞く。


「食べたいわ」

「お高いと思いますよ」

「大人になったら食べましょう」

「そうですね」


 口元を拭う仕草をした涼香は再び水槽を覗き込むのだった。

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