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百合の一幕 涼香と涼音の緩い日常  作者: 坂餅


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涼音の誕生日の帰り道にて

 少しみんなで話をした後、涼音(すずね)のバースデーサプライズ☆はお開きとなり、今は涼香(りょうか)と涼音は二人で帰っている途中だった。


 三つのプレゼント全てが入る大きな紙袋に入れてもらい、それを二人で持って歩いている。


「ねえ先輩」


「なにかしら?」


「ありがとうございます」


 ジリジリと身を焦がす夏の暑さを和らげる優しい風が頬を撫でる。


「まだ終わりではないわよ」


「それはそうなんですけど……、あんなに沢山の人にお祝いされるとは思ってませんでしたから」


 言われなくても、涼香が提案をしてあのサプライズ☆をやってくれたというのはなんとなく分かる。


 涼香にだけお祝いをされればそれでいいと涼音は常々思っていたが、涼香以外にお祝いされるのも悪く無かった。


 気にしないでと言われたがまた今度なんらかの形でお返しをしよう。


「なかなかいいものでしょう?」


「はい」


「ちなみに私には経験がないわ!」


「先輩の誕生日、八月ですもんね」


「そうなのよ、これは由々しき事態だわ」



 確かにこのまま放っておくと涼香はなにをしでかすか分からない。


 涼音は三年生の夏休みってみんな受験で大変かな? と思いながらどうしようかと考える。


 そしてすぐに、誰かに相談してみようか、という結論を出すのだった。

どうでもいいとは言い難い情報③

三年生からの見られ方

涼香:問題児

涼音:可愛い!!! 対涼香用最終兵器

ここね:撫でまわしたい

菜々美:残念美人 ここねを撫でらせろ

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