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銘光鳳学園  作者: 楓絽
5/29

不安要素テンコ盛り



ドタバタと走り回り、奇跡的に職員室を見つけた俺はノックもせずにいきなり飛び込んだ




教師達は呆然としている




そんななか一人の教師が立ち上がり、俺の前までやって来た




ビクッっと体を震わせた俺を不思議そうに眺めながら、教師は




「転校生の稔傘麻鈔君?」


と尋ねてきた




「あっ、はい、そ、そうです」


俺はパニックのままなんとか答えると




「そっか、俺は担任の天巳アマミ タダシよろしくっ」




爽やかな笑顔で握手を求めてくる教師に、ようやく落ち着いてきた俺は




「こちらこそ、お世話になります」




と握手をかえすことが出来た










「稔傘君綺麗だから気をつけてね」




寮までの道を案内されているときに天巳先生は意味不明なことを言ってくる




俺が首を傾げていると、先生は耳元に口を寄せ






「知らないの?ここは男子校でしかも全寮制

女の影なんかかけらもない

だから皆、近場の綺麗どころかわいいどころを漁ってんの」






はぁ?っと思ったがさっきのことを思い出してしまい、いっきに頭まで血が上って自分でも顔が真っ赤なことがわかる

しかし、これからまたあのようなことが起こるのかもしれないと思うと溜息しかでてこない






寮の前までくると先生は




「大変申し訳ないんだけど、今空き部屋がないんだよね

だから、二年生のっていうか生徒会長と同室になるんだけど…

あぁー心配だ!

彼、散々ごねてたのに君の写真を見るとコロッと態度を変えて快くOKしたんだよ!?

あの我が儘王子がいいよって言ったの初めて聞いた!

絶対なんかあるよ!!

もし、なんかされたら先生の所に来なさい、いいね!?」






これカードキー、とカードを渡さし『絶対だからね!!』と、念を押して去っていく先生




再び嫌な予感がする…







何かされたらって何をされるわけー!?





















――――――――――



おまけ




side:??




「へぇ、あの子が転入生ねぇ…」




何やらか叫びながら走り去っていく少年を、左頬を摩りながら見送る青年

その頬は赤くなっているが特に気にした様子もなく、その口元は三日月型に釣り上がっている






「写真通り綺麗だね、絶対僕のものにするんだから」






青年は立ち上がると、ゆっくりと後を追いかけた

………まさかこんなことになろうとは、思っていませんでした。こんなに規衣が引くようなキャラになろうとは…。でも、書いてて楽しかったです(笑)暴走してますが、抑えられるよう努力します。

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