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ルートAエンディング 新世界で君と・・・・・

「はい、二人共合格ですね」

「やっと終わったーーーーーーーーーー!!!!!!!!」

補修担当の教員の言葉により、開放感が出てくる。

長らく続いた補修に涼風さんは高らかと手を上げ空き教室に高らかと声を上げた。

その後、その教員によって注意をされたがそれをお構いなしにはしゃいでいた。

俺も彼女同様に叫びたい気持ちもあったが、疲労感が溜まり出す気力がないのだ。






季節は11月の上旬、高校二年生は修学旅行という青春最大のイベントを謳歌してる中、俺と涼風さんはこの久々と思われる補修をただいまクリアしたところだ。

理由は簡単、あの縦宮の事件の影響か俺だけではなく涼風さんも、転校する事実を知って戸惑い勉強をする気が失せてこれまでやったテスト勉強の事をことをほぼ忘れてらしい。

その証拠にあの墓参りの翌日、彼女は何事もなく学校に来るものの試験中は俺と同じように答案用紙に頭を悩ませていた。

なので、涼風さんの結果は俺よりも悪くないものもいくつもの赤点を取ってしまったのだ。

この不甲斐ない結果に涼風さんのお父さんはお怒りを貰うと思いきや、「此度の事で朱里を追い詰めて成績不振になった責任は私にある。今までの件と合わして見送ることにするが、その代わり次の期末テストで挽回するように」と言われたようだ。

あの日以降涼風さんのお父さんは、涼風さんに電話越しだが毎日話をしてるようだ。

忙しさで家に帰れない日課は変わらないらしいけど、こうして娘と向き合って話すのはとてもいい事だと思う。

ちなみに涼風さんと俺の仲はと言うと・・・・・




「祐輔~~~~~~~~やっと終わったよ!!!!!アタシ、祐輔の為に頑張ったからもっとイチャイチャしようねーーーーーーー」

「ちょっと、涼風さん!!!!」

「二人共!!!!学校内でイチャイチャしないでください!!!」

前よりもより絡んでくれていい意味で疲れる。

あの転校騒動を知ってるのは、学校内では俺達二人だけのせいか特別の信頼を持っていて、今までの恋人関係よりも信頼関係がある。

その反面、このような涼風さんの積極的に迫ってくるので、今回のように教師に注意されるなんてよくあるくらいだ。

確かに相手が昔の事を思い出すのは、嬉しいのは分かるけど、ちょっとは控えてほしい気持ちがある。出ないと俺の命が持たない。




「く~~~~~~~ど~~~~~~~う」

その思いが的中したか教室から禍々しい気配を纏った明日ヶ原がゆらゆら迫りこみ、片手にはおもちゃの刀、そしても片方には、どこで入手したか分からない木刀の二刀流の構えをしながら俺に殺気を放った。

例えるのならそれは夜叉の顔・・・・・・・というか先生止めてくれ!!!

・・・・・・・・って!!!!いつの間にか先生消失してるし!!!

教室内で狂気所持してるのに放置?こんなんだから教師の評判は年々悪くなるんだよ!!!!

って心に思っても伝わらないか



「なにどさくさに紛れてわたしの朱里に手を出してんだぁぃ。三枚に降ろすぞ!!!」

その切れ味がない獲物で調理するのかよ。それ拷問に近いだろうが!!!第一俺達付き合ってるのに未だにレズは現代進行形で継続してんだよ。

特に理由もない制裁を俺を襲うところで涼風さんが明日ヶ原に突っ込んだ。





「ちょっとアッスー何してんの?祐輔はアタシの彼氏なんだからいい加減に認めてくれないかな?」

「ダメだぁ。この可愛いらしくツヤがある身体に、こんなのと付き合うはずがない。朱里と身体の相性が合うのはわたしだけだぁ」

サラッと肉体関係まで妄想しているよ!!!とうとう変態の領域に入っちゃったよ。






「あははははははははは。それはちょっと・・・困るかな。それに祐輔も悪いところばかりないよ。祐輔と一緒に補修したおかげで今日の大舞台にさんかできるから感謝してるんだもん。アッスーだってアタシの晴れ舞台の為にわざわざ修学旅行を休んだんだよね」

「それは・・・・・・」

「じゃぁ、アタシはこれからみんなのところに向かうから二人は仲良くしながら後からゆっくりと来てね。特にアッスー、祐輔をボコボコにしたら絶交だゾ!!!」

そう言うと、俺の意見を言おうとする前に上機嫌にスキップをしながら去っていた。

そして教室には俺と天敵だけ残った。




ちなみに涼風さんが向かった場所とはいうと、念願の新しいライブハウスで全員集合した状態での初ライブだ。その為に一足先に会場に向かうのだ。

今回は彼女が今まで隠していた新曲『crescent Moon』をこの場で解禁するつもりだ。しかも今回のテスト勉強をクリアしたおかげで堂々と外に出て演奏できるのだ。

当の本人が参加するのはサプライズなのでWitchWigファンは度肝を抜くだろうな。

一周目だとたった一度の文化祭だが、二周目は、熱気あふれるライブハウス・・・・しかもその奇跡の瞬間を何度も味わえるって事。

当の本人は勿論だが、その彼氏である俺も嬉しいのだが、一緒に行くのが明日ヶ原だからなぁ。

絶対俺、下手したら殺されるかも・・・・

レズだし







「はぁ・・・・・・・朱里に言われちゃ敵わないねぇ。一緒にいくかぃ。ただし1メートル以上近づくと殺す」

「ああ・・・」

なんか前より男嫌いが増してない?と思ったが・・・・・・縦宮の件があったから増々男を信用しなかったのか。

確かに縦宮の暴走とはいえ、婚約者の明日ヶ原の姉ちゃんの結婚の件が破談になり、噂だと心無い暴言が姉ちゃんに向けてると聞いたからしょうがないと言える。

けど今の俺にはあいつをどうこうできることがないから介入しても意味がない。結局は自分で運命を切り開くしかないのだ。




俺と明日ヶ原は無言のまま校門に出る。季節は11月なので寒さがより一層増していた。

はぁ、こうしてる間に他のみんなは修学旅行か。たしか場所は京都だったな。

一周目では一人で寺巡り、二周目では天敵と無言のウォーキング。どんだけ俺は修学寮に嫌われてるんだよ。





「クドウ・・・・・・」

「なに?」

「なぜ、ビビるんだぃ。安心しろぃ。朱里に言われてる間にお前は何もしない。勿論ニャン公の事も・・・・・」

「あ・・・・・・・まだマグロ丸は見つからなかったのか?」

明日ヶ原は寂しそうな顔を浮かべ縦に首を振る。

なぜかマグロ丸はあの日、涼風さんのお母さんの墓参り以降突然と姿をくらました。

勿論、マグロ丸は俺の愛する家族だ。放っておくわけはないので最初はテスト勉強を投げ出し、動物愛護センターやら警察に連絡をし、迷子のポスターをバイト近くに配り出しても結果は出ない。

それは補修になっても変わらなく続けようとしたら明日ヶ原が俺の代わりに手伝ってくれたようでお陰で補修にも専念が出来た。



明日ヶ原は短い間だがちゃんとマグロ丸の事を気に入ってくれていて、涼風さんのライブ観戦や修学旅行よりもマグロ丸の捜索を最優先にしてくれたんだ。





「そうか・・・・どこに行ったのかな・・・・・マグロ丸・・・」

「さぁねぇ。わたしも一応後二日くらい粘ろうかねぇ。それ以降は諦める。ニャン公がどうしても帰りたくなければ無理に負う必要はない。そうは思わないかぃ」

「そうだな・・・・・その方が幸せかもな・・・・」

無論それでも俺と明日ヶ原はマグロ丸の突然の別れを認めるわけがない。むしろもっと時間を捧げて捧げたかったが、俺らにも人生目標がある。それを割いて捜索に力を入れると今後の人生に支障が出るしなによりマグロ丸自身はそれを求めてないはずだ。




その言葉を最後に再び俺達は会話を辞め電車を使い、新しいライブハウスに向かった。





人混みを押しぬけジュースを飲みながら他のバンドグループの曲を聞きながら、雰囲気を楽しむ。

この中に何人かWitchWigのファンがいると思うが、俺はその何倍もWitchWigのギター涼風朱里を愛してるんだ。




例えどんなことがあってでも・・・・・






『さて、それでは次のグループを紹介します。WitchWigです・・・・・・・・・どうぞ』






「はい、WitchWigのリーダー兼ボーカルのマキです。今日はようやく主戦力が帰ってきました。皆さんご存じのギターのアカリです。どうぞ」

「どもども、アカリです。みんな元気にしてたかな!!!!!」

『アカリーーーーーーーーーーー!!!!!!』

涼風さんの登場により一層ライブ内のボルテージが上がった。

そして、短い前口上を終え、最初の曲が始まる。

勿論涼風さんがギター兼ボーカルのあの曲だだ。






「それでは一曲目は、長く温めた新曲『crescent Moon』です!!!行ってみよう!!!!」






その光景はデジャブかどうか分からない。一周目を含めてこの曲を聞くのは三回目だ。

だが、今回は今まで以上に美声は俺の脳内により一層刺激を与えた。

そうだ・・・・・・・俺はこの最高の瞬間を見るために自分の命を捨てたんだ。






この美声のお陰で俺は何度も立ち向かえた。君の顔を見るだけで俺は勇気を貰えた。

昔は陰だが、今は光に生まれ変わる。

その光り輝く魂は君を追い続ける。

遠き天体の果てにある。三日月が見える幻想郷へと・・・・・・












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