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勉強タイム その3 

涼風さんに勉強を教えてもらう話は今回で終わりです。

本当は間間にイベントを入れたかったのですけど、ダレてしまう可能性があるので、没にしました。

その翌日、俺は昨日と同じ、指定された時間で昨日と同じ場所に落ち合うことになりった。(ちなみに恵さんは今日はオフなのでここにこない)

今日は、昨日より少し遅い昼前に来て、到着後に昨日恵さんが作り置きしたカレーを食べた後にさっそく勉強を行うことになった。


涼風さんの様子は昨日の失言をなんとも思ってないようで今日も親切に教えてくれた。




「うん正解。久東君、昨日と比べたら結構上達してるよ」

「え? そうかな」

どうやら今日の成果は昨日と比べて結構いい結果を残せれることができたようだ。

よっしゃなんとか自信を持ててきたぞ!!!




「でもこれでやっと基本は分かったみたいだけど、さすがに小テストで赤点回避はちょっと難しいかな。就職組ならいけるけど、進学組じゃこうはいかないよ」

「うう・・・・善処します。っというか、涼風さんだって肝心の数学は大丈夫なの」

「そこは触れないでほしいかな?人がせっかく忘れてるのに・・」

「ごめんなさい」

「ははっ・・・・・おかしい。こんなんで謝るなんて。やっぱり久東君。今の方がいいよ」



今の方がいいよ・・・・か。それもそのはず、俺は二週目に到達して、ここにいる同級生より、経験があるからな。

まぁ・・・その経験をもっと若い日に勉強や運動に精を出してればこの世界はかなりのイージーなのに・・・・そこだけが心残りだな。



「そうだよ自信もちなよ。ん~~~~~~~~~ふぁ~~~~~~~眠っ」

涼風さんは先ほどからあくびが止まらなくウトウトとして、目をこすっていた。

「ん?どうしたの・・・」

「なんか急に眠たく・・・・おかしいな。昨日は少し早めに寝たのに・・・」

確かに今は昼間で、頭がポヤポヤとして絶妙な昼寝タイムだな・・・・・

彼女のウトウト顔を見ただけでこっちも眠くなってきたぞ。



「涼風さん、ちょっと顔を洗ってくるよ」

「うん・・・・」(ウトウト)

このままでは集中できないと俺は、目を覚めるために一度洗面所に向かい顔を洗った。・・・・・・・・ふぅ・・・よしこれでなんとか眠気は無くなったぞ。さてと仕切り直すか・・・・




「ん?」

「ぐぅぐぅ・・・」

あれ?もしかして涼風さん寝ちゃってる。嘘だろ?ほんの数十秒しか目を放してないのに完全に熟睡しているよ。



「涼風さん・・・・・もしもーーーーし」

「ぐぅぐぅ」

「起きて・・・朝だよ・・」

「ぐぅぐぅ」

「あ・・・・・キミが好きな店長が今生ギターを披露するんだって。これは見ないてはないよ」

「ぐぅぐぅ・・・・・」

以前変わりなく微動だにしない。



はぁ・・・とりあえず起こすのは一旦やめよう。



「くぅーーーー」

それにしてもいい顔して寝ているな・・・・可愛い。なんか無性にいたずらしたくなってきたな・・・・・

まずは前髪をちょっと触れるか。



クイッ

彼女の前髪を触れるととてもサラサラでとても気持ち良かった。以前変化なし。




なんか変化が無いと面白味が欠けるな。次は頬っぺたを触るか・・・




プニプニ




「ん・・・・・・」

「え・・・・嘘」

ちょっと触れただけでピクッと反応したぞ。これ・・・まずいか・・・・と思ったけど大丈夫だな。それにしても、さっきの声、感じてるようでエロかった。



慎重にゆっくりともう一度・・・



プニプニ



「んん・・・・」

先ほどと変わらないリアクションだがそれでも起きる気配はない。

それどころかなんか声が、官能的で、Hな漫画的な展開になってきたぞ。

これなら、寝ている間に胸揉んだりとかキスしてもバレな・・・・・・・いやいや待て待てあまり調子に乗るな。ここは俺がいた元の世界とは異なる、過去の世界なんだぞ。もしそれで問題を起こされたら、一週目の世界より暗い人生をたどり、それどころか、前みたいにリセットできる確証はないんだぞ。落ち着け。



ツンツン

「んんんん~~~~~~~」

といいつつも依然として頬っぺたをつつくのを辞めれない。だってもちのように柔軟性があり癖になるんだもの。




ちゅぱっ

「!!!!!」

え・・・・今指先が涼風さんの口元に吸われていて・・・・離れない。




「んん~~~~~~~~」レロレロ

なんて吸引力だ。指が取れそうなくらいに強い・・・・・それどころか口内に舌が縦横無尽に動き回って指が思いっきりくすぐったい。いったいどんな夢を見てんだよ彼女は・・・・






「ママ・・・・・・」

ママ?誰がママだ。っというかその寝言の赤ちゃん言葉辞めてくれ。マジで興奮する。



「ちゅーーーーーーー」

くそ・・・・・・こうなったら賭けだ。全力を込めて思いっきり引っ張る・・・・せーの・・・・・せい



キュポン




「うわーーーーーー」

まるで吸盤が取れたように外れ思いっきり後方にのけぞって床に激突してしまってその影響で大きな音を立ててしまった。






「ん・・・・・・・・久東君・・・・なに、すっごくうるさいけど」

「な・・・・・・なんでもない。ゆっくり寝てて」

「うん・・・」

呼びかけでなんとか二度寝をさせることにできた・・・・・のだが、今、俺の右の人差し指は彼女の唾液が滴ってネバネバしていた。




「はぁ・・・・・・・はぁ・・・・・」

なんだこの胸の高鳴り、心臓が張り裂けそうな感じ、俺今彼女をすっごく意識してる。

そうか・・・・これが二度目の思春期か・・・・

この影響かもしれないがとても彼女のことを直視できない。








その後涼風さんは起きることになって勉強は再開をするも、完全に意識し緊張しすぎて、思ったように返事ができない。

涼風さんも俺の突然の変化を覚えながらもこれ以上は語らず本日の勉強は終了した。



勉強を終え彼女と別れると先ほどの緊張は解かれ開放的になった。

これ完全に、緊張してる・・・・・そんな・・・・今まではどうってことないのに・・・なんでだよ。




その後の平日の学校でも、クラス委員の時や短時間の勉強会の時も先ほどの緊張のせいで思ったように声が出せなかった。



そんな複雑な感情を持ちながらも、火曜日ついに放課後の追試が始まり俺は、一旦その問題を置いといて今まで頑張った成果を発揮する。

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