第14話 リョウの要求
リョウはガールナーを動けなくなるまで追い詰めトドメをするかと思われたがなんと、ガールナーを仲間にしようとした。だがそれはハンバス達を倒すのに最も有効と考えたからだ。
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「回復する魔法的なものはないのか?」
「いや待て待て、私に上を倒す協力を?どういうことよ?」
「それはおいておいてまず、足を治すぞ」
「足の回復は魔法使って自分で出来るけど、エネルギーが足りないよ。ちょっと手を貸して回復魔法!」
するとガールナーの足は元通りになっていった。
「治る程度だろう強さで攻撃した。これではっきりとしただろう。上を倒すというのも本気だ。それにもう少し連中の情報を知りたい。単刀直入に言うと仲間になって欲しい」
「さすがにさ、それはいくらなんでも無理があるよ。さっきあんたが言った通り上に逆らえば首を切られる。」
「俺に負けた時点で既にそれは同じことではないかい?」
「まあ、確かにそうね。でも......。」
「他に上の連中に義理でもあるのか?」
・・・
「別にないけど。」
「なら仲間になってほしい。ほら、俺が倒したとか言ってるやつは全て生きてるはずだから、ささっと回復かけてあげなよ。」
「みんな生きてるっていうの!?」
「ああ、最初の手術人は調整が微妙だったが、多分生きているはず。」
「あと、記憶を消す魔法はないか?そいつらから俺だけの記憶を消して欲しい。そして、睡魔魔法をかける。最後にハンバス、サザナとの闘いが終わった後に、元に戻すそれでいいか?」
「分かったわ」
「だけど、ちょっと待って。協力させてあげるには1つだけ条件があるわ」
「なんだ?」
「この戦いが終わったあとに私の居住する場所を確保すること。」
「分かった!」
と答えたリョウだが本当に大丈夫だろうか?
そして、しばらく。リョウが殺していたと思われた全員が回復した。