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驚きと非日常の始まり
今日もいつも通りの朝がやってきてしまったようだ。
目覚まし時計は俺を定時に(音の暴力で)叩き起こす。五月上旬の爽やかな朝が台無しだ。おかげでベランダに他い可愛い鳥さんたちが逃げてしまったではないか。
そして、俺は気づく。どうも体が重い。いつも邪悪な目覚まし時計を成敗する右手が今日は持ち上がらない。まるで重りをつけられたようだ。昨日少し羽目を外して飲み過ぎたせいかもしれない。
「つ、痛ぅ…頭いてぇ…」
そのためかすこし頭痛がする。しかし無情にも目覚まし時計は騒がしく鳴り続ける。仕方なく、俺は無理矢理右手を目覚まし時計に近付けようとして…
「へ?は?うぅえ⁉〇☆✖■◇*★!?!?!?!?!?」
そこで気づいた。俺の右手には推定12歳ほどの半裸の幼女がくっついていたのだ。