登場人物1
活動報告では『二章までのネタバレ』とかいていましたが、桜哉・薔介の紹介で三章以降のネタバレがありますので注意して下さい。
花園梅子
この物語の主人公。原作漫画『愛憎の華』では、主人公である百合子を虐めまくる悪役令嬢的な異母姉。
ひょんな事から前世の記憶が(中途半端に)甦る。着実に来るだろう死亡フラグの回避に向けて、現在自分革命中。
かなり悲惨な家庭環境なのだが、何処か他人事に感じていて、性格はかなり図太い。
口に出す言葉より心の声の方が三倍くらい多い。
スペックは下の中くらいで、勉強は努力しまくって漸く平均。運動神経は無い。ぶっちゃけブサイクな顔立ちをしているが、元々のポテンシャルなのか努力の賜物か、小学生でありながらかなりエロい身体付きをしている。
今後ストーリーに出るかは未定だが、前世は大学生くらいの若い女性だった。
花園百合子
梅子の異母妹。原作漫画『愛憎の華』の天下無敵の主人公。
貴族の父親と妾の母親の間に生まれ、幼い頃は虐められたりしたが、強力な主人公補整の為、必ず誰かに助けてもらえるので、あまり悲惨な目には遭ったことない。
八歳の時に母親を事故で亡くし、父親に引き取られ平民から貴族になる。
小柄で華奢な美少女で、守ってあげたくなるようなゆるふわ女子。
容姿端麗、成績優秀、大抵の事は平均以上に出来る。
明るく優しく、正義感溢れる性格で、ちょっぴり甘えん坊。
主人公ゆえなのか、人の機微に疎いところがあるが、主人公補整で大抵は許される得な性分。
一条蓮司
皇族である三ノ宮家の一つ一条家の次期当主。
梅子と百合子の兄・桜哉と小中学同級生で友人。中学卒業後、皇族としては珍しく軍学校へ進学する。
ハイスペック過ぎて最早チートレベルな能力の持ち主な上、非常に容姿端麗である。だが、無自覚なのでタチが悪い。
非の打ち所のない人格者であるが、極度のマイペース。現在の神皇を兄に持ち、非常に尊敬している。
小さな頃に遠巻きにされていた自分と似た境遇の梅子に、かなり同情的。自分を救ってくれた兄のように接してやりたいと思っている。
花園桜哉
梅子の父母を同じくする兄。百合子にとっては異母兄。蓮司とは友人。
次代の伯爵家当主の為、父親の仕事を手伝っている。年齢の割に優秀な少年。
母親には偏愛され、父親には跡取りとしか見てもらえない、実はかなり不遇の存在。
両親の愛を貰えない梅子や父親の愛を一心に受ける百合子に、複雑な感情を抱いている。
顔立ちは優しげで整っている。王子様タイプの優男。性格は好き嫌いの激しい子どもっぽい所がある。コンプレックスの塊で、努力家な一面もある。
花園薔介
一度しか出てない名前なんで、『誰?』状態な梅子たちの父親。現在の花園伯爵。
幼少期は兄のスペアのような扱いで、兄が病死してからも伯爵家の駒のような扱いだった為、かなりの人間不信。敵には容赦ない苛烈な一面もある。
両親の野心の為に意に沿わない結婚をし、長男桜哉と長女梅子を設ける。
心の底から愛しているのは、妾にするしかなかった 桃香とその娘である次女百合子だけ。
花園家は代々神狗の家系。青柳のように神皇個人に仕える『人憑き』ではなく、神皇という役職に仕える『家憑き』と呼ばれるもの。
息子同様、整った容貌をしているが、桜哉より冷たい印象を持たれる。
梅子の癖毛は彼の遺伝である。
花園蘭子
花園伯爵夫人で桜哉と梅子の母親。糸敷侯爵家の長女でもある。
政略結婚だが夫を愛し、夫の愛を一心に受ける妾の桃香とその娘の百合子を激しく憎悪している。
桃香への嫉妬は苛烈で、夫との間に亀裂を生もうと薬を盛って梅子を授かる。しかし、その件で完全に夫から嫌われてしまう。
梅子のブサイクさは彼女譲り。生まれながらのお嬢様な為、かなり高慢。
青柳
花園家執事。眼鏡を掛けたクール系の美形。
その正体は、神皇直属の神狗。
平民より下の身分である下民の貧しい生まれ。その所為でかなりの貴族嫌い。
青柳は仮の名前で、本名は四葩。下民出身なので名字はない。
能力は優秀なのだが、かなり慇懃無礼。その態度にいつも梅子は怒っている。




