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下ネタの会  作者: 寺子屋 佐助
第二章 研修(下ネタインターンシップ)編
24/27

第24話 下ネタ24時〜モーニングルーティン〜

お久しぶりです。いつ以来ですかね?楽しんでいただけたら幸いです!

 フロンティニャンのでの集会が終わった翌日。下ネタの会の研修が始まって二日目となるこの日は予想に反して過酷なものだった。


「69!…072!」


 今日は24時間下ネタの事を考える日らしく、景気付けに下ネタ筋トレなるものをしている。掛け声とともに行われるそれは下ネタに関わる数字の時だけ叫ぶというなんとも近所迷惑な内容だ。

 鍛える筋肉も腰回りが中心で、それに合わせてメニューも組まれているらしい。

 下半身を中心に鍛えることで太りにくい体を作れるらしくみんな真面目に取り組んでいる。

 俺はといえば日頃の運動不足がたたって太ももあたりがプルプルと揺れ出していた。なんで運動部でもないのにこんな事をしなければわからないし、これが下ネタにとって何の役に立つのかもよくわかっていない。

 すると、不機嫌に筋トレをしている俺を見兼ねて半田先輩が声をかけてきた。


「なんだそのシケた面は。もっと真面目にやれよ」


 激励のつもりなのかただの挑発なのか表情からは読み取れないが、少なくとも先輩が俺に声をかけられるほど余裕がある事が分かったので俺は負けじと張り合うことにした。

 筋トレのペースをあげていく俺に対抗して徐々にスピードを上げていく先輩。少し疲れが見えてきたところで俺が速度を緩めると先輩は勝ち誇った顔で目標である1000回を達成した。


「どうだ。俺には敵わないだろ」

「はいはい負けました…ってあれ?あれ何ですかね?」


 俺の指差した方向を見つめる半田先輩。俺はゼーゼーハーハー言ってる先輩の後ろにゆっくりと回り込むと、酷使され、弱り果てた先輩の膝めがけて膝カックンをお見舞いした。

 ぐは、と漫画のように倒れこむ先輩に勝ち誇った顔を見せて立ち去る。


「置いてくなよ!」


 と騒ぐ先輩を放って俺は今日の下ネタの会の主催者である近藤会長の元に向かった。


 ◇◇◇


「今日は下ネタ24時。みんなの一日の予定をより下ネタちっくにするためにアイデアを募るよ!まずは下ネタのモーニングルーティンを考えるとしてみんなは朝から何をするんだい?」


 近藤会長の発言を元にいつもの図書室でモーニングルーティンを考える会員の皆さん。そもそもモーニングルーティンってなんだ?と首を捻っていると博識な服部が、こっそりと俺に教えてくれた。


「朝起きてから学校に行くまでに大体やる事決まってたりするだろ?その朝の習慣をモーニングルーティンって言うんだよ。芸能人がyoutubeに動画乗っけてるの見たことないか?」

「全然見たことないな。まぁ、とりあえず普段やってることを言えばいいんだな?」


 なんとなく分かった俺は、とりあえず近藤会長に向き直ると、そのまま挙手して自分のモーニングルーティンを伝えた。


「朝起きて、顔洗って歯磨いて、着替えて朝ごはん食べて、20分くらいの道を徒歩で登校しますね」


 何の変哲もない自分の習慣を告げると半田先輩がバン、と机を叩きながら立ち上がった。


「甘ったれるな!!!」


 いや、今のどこが甘ったれているのか分からなかったが、半田先輩はこれ見よがしにみんなの前に出て説教をはじめた。


「こんな具体性のカケラもないモーニングルーティンがあってたまるか!いいか、そんなアバウトに何をしてるかを言うんじゃなくて何時に何をしているかぐらい言ってみたらどうなんだ!」


 そう言ってホワイトボードに自分のモーニングルーティンを書いていく先輩のルーティンはとにかく衝撃だった。


 。。。。


(静かなクラシック音楽を聴きながらナレーションはお好きな声優の声で妄想してお読みください)


 朝5時。半田千景は太陽の光を浴びながら目覚めます。西向きにある半田千景の部屋は常にカーテンが全開で朝日がとても眩しく差し込んできています。

 白い無地のシングルベッドから出てきた半田千景は何も着ていません。

 そりたった分身にも朝日を浴びせ、壁に貼られたAV女優のポスターに挨拶をしながら半田千景の1日は始まります。

 5時10分。服を着た半田千景が朝のストレッチを始めます。服は前日に決めておいたものを着るようです。股関節を中心に10分間ストレッチをした後、トイレへ向かいます。

 今日も快便だった半田千景はトイレを流してその流れで洗面所に行き、顔を冷水で洗うと、そのまま墨の歯磨き粉をつけた歯ブラシで念入りに歯を磨きます。この時、常にぺろぺろ出来るように舌も同時に磨くのが半田千景のスタイル。昔、好きだった女の子に息が臭いと言われてから毎日欠かさずに続けているそうです。

 5時30分。部屋に戻った半田千景は壁に貼られたAV女優のポスターに向き合います。その傍にはなんとゴミ箱とティッシュの箱が。豊かな妄想力と無限に湧き出る性欲を味方に半田千景はAV女優のポスターに向けて盛大に…


 。。。。


「ぐはっ!!!!!」


 半田先輩の本日2回目の呻き声が聞こえた次の瞬間、先輩の身体が中に浮かび上がったと思ったら思いっきり地面に叩きつけられた。なんかバトル漫画でも始まったと錯覚したそこのあなた。安心してほしい。ただ行きすぎた発言に罰が与えられただけである。

 会員達が先輩を無言で踏んだり蹴ったり、タコ殴りにしたりと乱暴を働いているが俺は参加しない。裁判にでもなれば俺はしらを切るつもりだ。

 とにかく近藤会長含め会員の皆様からお灸を据えられた半田先輩は顔がパン生地のように膨らんだ状態で立ち上がり、ホワイトボードの前に戻っていった。


 。。。。


「今日もイキがいをありがとう!」


 とポスターに感謝を述べた半田千景は、本日の飛距離を記録したのちにまた洗面所に向かいシャワーを浴びると、そのまま何食わぬ顔で部屋に戻ります。

 6時数分前までには部屋着を着てざっとネットで最新のエロい記事を読み漁り、6時から約30分間、朝食を食べる前に勉強をします。

 ちなみに英語の勉強を中心に進めているのは、半田千景の将来の夢が海外のビーチでナンパをする事だから。美人な女性であれば老若問わず、だそうですよ。

 6時30分。半田千景は家族と一緒に会話をしながら朝食を取ります。朝食は決まって卵料理を取るようにしています。なんでもタンパク質が大事なんだとか。特にタンパク質が。

 食後に亜鉛のサプリメントを取り、お皿を食洗機に入れると自室に戻り、制服に着替えます。ボタンを留める時に利き手ではない左手を使うのは、将来女性を愛撫する際に手先を器用に動かすためだそうです。

 登校時間になると、家を出て通学路で街行く女性や女学生を眺めながら今日も平和だな、と実感するそう。

 こうして半田千景の一日が始まります。


 。。。。


 うん。まず気持ち悪いな。他の会員達もなんか困っているし、きっとこれが正しい反応だろう。中田先輩とかなんか吐いてるし、後藤先輩も目を瞑っている。

 と思えば、近藤会長は朝派か、とか呟いているし千代池先輩はタンパク質が大事とかメモっているしどうしたもんかと思っていると服部がスッと立ち上がって開口一番に告げた。


「先輩はどうやってAV女優のポスターを入手したんですか?まだ18歳未満ですよね?」


 あー、まずそこなんだ。いや裸とか分身とかポスターに向かってとか、飛距離とか色々とツッコミどころ満載だと思うんだけども!

 でもまあ確かに未成年で入手したってのは気になるし、そんなところに目がいく服部はやっぱり学級委員だな、とか思っていたら半田先輩がふっと鼻を鳴らしながら得意げに笑った。


「俺様みたいな下ネタのエリートには独自のコネってもんがあるんだよ」


 すげーって藻武一族が次々に口にする。渇望の眼差しを向けられた半田先輩はやめろ、とか言って自慢げにホワイトボードのポスターの部分を強調していた。いや、意味が分からん。てか下ネタのエリートってなんだし。知らない単語出すなよ!とか思っていたら、


「いや下ネタの会のOBからもらったやつだろ!」


 と中田先輩がげっそりした顔をしながら指摘した。


「ふざけんな!時間返せ!」

「引っ込め!」

「ブレーキ踏んで加速するわけないだろ!」


 たちまち巻き起こるブーイングの嵐。なんか一つ知らんツッコミが混じっているが、おそらくサトシ君がこんな状況なのにレースゲームをしていてボタンに誤作動が生じた故のツッコミなのだろう。全くこのタイミングでそんな誤解を産むようなツッコミはやめてほしい。

 とにかく、そんな感じで下ネタ24時の話が始まっていった。

次回もまた書きたくなったら書きます。気長にお待ちください。よろしくお願いします。


多分俺のモーニングルーティンの方が需要ある by加藤ラリー

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