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スライム侍(8)


「ミラー・オブ・アマテラスを探している?」

 スライム侍は宿屋の主人にミラー・オブ・アマテラスを探していることを告げた。

「グレーターダイカンがどこかに隠したらしいでござるが宿屋は何かミラー・オブ・アマテラスの行方について耳にしたことはないでござるか?」

「申し訳ありません……ミラー・オブ・アマテラスの行方は私にもわかりません」

「そうでござるか……」

 スライム侍は意気消沈した。

「しかし、ミラー・オブ・アマテラスは所在不明の前はクサハラ寺院に安置していたはずです。クサハラ寺院に向かってみてはどうでしょうか」

「クサハラ寺院でござるか……行ってみるでござるよ」

 スライム侍は宿屋の主人に感謝の言葉を告げると宿屋に別れを告げた!


◆◆◆◆◆


 スライム侍は再びグレーターダイカンの兵隊に変身するとクサハラ寺院に向けて歩き出した。事前に宿屋の主人に大まかな位置を教えられているので迷子になる心配はなかった。

 周辺では編笠を被ったグレーターダイカンの兵隊がうろついていて、村人が不安そうな表情をしていた。

 しばらく歩いていると、立派な生け垣に囲まれた寺院が見えていた。ベニヤの屋敷と同じぐらいの広さに見える。

「……ここがクサハラ寺院でござるか」

 地方の寒村にしては大きな寺院だと思いながらスライム侍は歩みを速めると入口を厳しい武装をした男が警備していた。

「そこのグレーターダイカンの兵隊よ……何の用事で寺院に入る?」

 クサハラ寺院の門番はスライム侍を明らかに警戒していた。

「実は確認したいことがあるでごさるよ……中に入れてほしいでござる」

「グレーターダイカンの兵隊に用事などない! とっととグレーターダイカンの屋敷に帰るがよい!」

 クサハラ寺院の門番は強い口調でスライム侍に帰るよう警告した!

(相当にグレーターダイカンの兵を警戒しているでござるな)

 スライム侍は一旦引き返そうとした。

「待ちなさい……そこのグレーターダイカンの兵を中に入れなさい」

 クサハラ寺院の中から声が聞こえてきた。

「?」

 スライム侍は突然の展開に驚いた!

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