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スライム侍(12)


 グレーターダイカンの屋敷内部に侵入したスライム侍。中庭の井戸を探してみた。

「……屋敷の中にはグレーターダイカンの兵が多いでござるな」

 警備の兵隊がグレーターダイカンの屋敷の中をうろつきまわっていてすれ違うたびにスライム侍は冷や汗をかいていた!

「拙者の正体がバレないかヒヤヒヤするでござるな」

 数分後、中庭の入口を発券し、中庭に出ようとするスライム侍。

「そこの雑兵……どこに入ろうとしている?」

 突然に声をかけられたスライム侍が振り向くとそこにはグレーターダイカンの姿があった。

「……少し、中庭に入ろうと思いまして」

 内心の緊張を隠しながらグレーターダイカンの問いに答えるスライム侍!

「……この中庭はみだりに近寄るなと言っているはず……なぜ、貴様が言いつけを破ろうとしているのだ?」

 スライム侍は冷や汗をかく!

「配属されたのが最近だったもので……」

 スライム侍はグレーターダイカンに弁明をした!

「……ところでクサハラ寺に勝手に向かった雑兵がいたらしいな」

 グレーターダイカンはスライム侍に核心を言った!

「!?」

 スライム侍は目の色を変える!

 次の瞬間にはスライム侍はグレーターダイカンの兵に囲まれていた!

「ククククク……真相を突かれては弁明ができないようだ」

 スライム侍は多勢に無勢を悟った!

「こいつを捕まえろ……貴様には聞き出したいことが色々あるからな」

 スライム侍はなすすべもなくグレーターダイカンの兵に捕まるのだった!


◆◆◆◆◆


 グレーターダイカンの屋敷内にある地下牢にスライム侍に閉じ込められた!

「油断したでござる……」

 スライム侍はグレーターダイカンに捕獲されたことを恥じていた!

「しかし、拙者がスライムだということにはまだ気づいていないのは僥倖でござるな」

 スライム侍はしめやかにスライムの姿に戻り、そっと地下牢の檻を抜け出した!

 こっそりと地下牢を脱出しようとするスライム侍!

 しかし、地下牢の奥から誰かの声が聞こえてきた!

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