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エピローグ
自宅に帰ると、活動休止の配信を始めた。
配信を始めた理由や、今回休止に至る出来事も全て話した。いつもより生配信に集まってくれるリスナーが多い。
「と、いうことでちょっと活動休止します。また気持ちが落ち着いたら、しれっと再開するかもしれません。」
マイクのミュートボタンを押し、配信を切った。椅子にもたれかかり、いつもより流れが速いコメント欄を眺める。次々と流れる驚きと悲しみのなか、あいつしか知り得ない言葉に目が止まった。
「ふふっ。」
——どんな姿でも構わない、会って話がしたい。
あの日記を読んで、そう願ったときのことを思い出した。
何年経っても変わらない口調に思わず笑みがこぼれる。
『つくしのお話もっと聞きたいな。』