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7種の神器  作者: snow
陰陽師編
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6話  【合格発表】

2つの試験が全員終わり、いよいよ結果発表だ。

今回の受験者は4人だけ。だから誰がなれたかわかりやすい。

「結果を発表する。」

いよいよだ。とても緊張してきた。それは2人も同じで、3人でつないでいた手を強く握った。

「合格は、101番、102番、104番だ。101番、102番は飛び級合格だ。後でこちらに来るように。」

私が101番だ。ご、合格だ!うれしくて2人を見た。もう一人は目にうれしい色を浮かべていたけど…103番。一緒に過ごした仲間の番号が呼ばれてなかったのにその顔を見やっと気づいた。快は、少し涙を浮かべて少し笑っていた。それは、あきらめだったり、失望だったり、嬉しさだったり、いろんな感情が混ざった感じの顔だった。

「快、大丈夫?」

「大丈夫。わかってたから。」

「わかってたってどうい事なん?」

「そのまんまの意味だ。俺の霊力はお前らほど強くもないし多くもない。」

「でも!」

「優、志気。今までありがとう。俺の分まで頑張れよ。」

笑顔で言ったけど、泣きそうだった。此処からは合格者のみだからもう快はここにいられない。

「先に、先生エの所行っときィ。」

そう言った志気も泣きそうだった。

「ああ。」

そう言って去っていった快に私は何も言えなかった。





「よし集まったな。」

此処で、合格者に、制服とリボンと証明書を渡される。

「今回の合格者は3人だけ。この3人が同期だ。」

同期。もし、快が合格してたらここにいたんだよね。

「通常合格。御籠神 綾(みこがみ あや)君は、下級からだからオレンジだ。」

「ありがとうございます。」

女の子がオレンジのリボンをもらっていた。

「飛び級合格。八雲 志気(やくも しき)君は、中級からだから、黄色だ。」

「ありがとうございますゥ。」

「飛び級合格。工藤 優君も、中級からだから黄色だ。君は、少し経験を積めばすぐ上級になれるだろうね。」

「ありがとうございます。」

やっと、あの人と同じ土俵まで来た。まだ手の届かないだろうけど、いつか絶対超えてみせる。

「採寸は向こうでやってる。行って来い。」

私たちはすぐ行こうとした。早く終わらせて先生の下に行きたかったから。

「アッ!ちょっと待って、工藤さん。」

私だけ呼び止められてしまった。何かあるのだろうか?

「先行ってるよ~。」

志気においてかれてしまった。

「ごめん。…君式神を持ってるんだって?見せてくれない?」

「?はい。コン。」

私がそう呼んだら、ボフン!と音を立ててコンが出てきた。

「狐憑きか。」

コンを見たら考え込んでしまった。

少ししてから、

「式神の登録をしよう。そうしとけば、たとえその式神が一人でいたとしても攻撃を受けることはない。」

「はい。」

登録なんてあるんだ。私はそう思いながらコンの登録をした。

「もし、また式神が増えたら、ちゃんと登録するんだよ。」

その人は優しい目をしていた。ただ、後悔がある、そんな優しい目だった。私は疑問に思ったけど聞けるほどこの人と親しいわけではないからただ黙っていた。

「それだけだよ。じゃあ、頑張って。」

私は、お辞儀をしていた部屋を出て行った。

「もうお前のような思いをする式神は作らないよ。“美咲”。」

そんなことを言いながら何かを決意をしたことを私は気づかなかった。それが少し後に一波乱を起こすとは知らずに。

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