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ハッピーエンド執行人  作者: いちごみるく
第一章 童話村
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5.初めての

「起きろー!!!」

朝、起きた私にご飯を用意して、カリナさんは叫ぶ。

「ホントに起きろよ……マジで……。」

寝起きがとても悪いカナタさんを起こしているようだ。扉を何度も叩いたと思われる手は真っ赤だった。

「んー。あと、1時間……。」

「うっさいっ!!!!さっきもそう言っただろ!」

と言われしぶしぶ起きたカナタさんにカリナさんは食事を渡す。

(なんか……仲良いな……。)

「「「いただきます。」」」

そう言って食べたご飯は、野菜や果物ばっかりだった。勿論ガスも水も通ってないので調理が出来ないそうだ。だからこうなるのもしょうがないらしい。

ソファーに寝転んでる動物たちも果物を美味しそうに食べている。


食べ終わると、「これに着替えて」って服を渡された。黒のワンピースに赤の薔薇のブローチが付いている。サイズはぴったりだった。


「童話、届いたぞ。」

着替え終わるとカリナさんがそう言う。

なんと、この家には毎日童話の本が届くらしい。その本の内容をハッピーエンドに変えるのが私たちの仕事だ。

「題名は赤ずきん。」

これが私の初めての仕事だ。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 2人の会話のところがとてもミステリアスなところですね。今後の物語に期待しています! 童話のハッピーエンド執行人というところに興味がそそられました。 [気になる点] カリナについてしっかり書…
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