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ハッピーエンド執行人  作者: いちごみるく
第二章 血にまみれた赤ずきん
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16.自己紹介?

「好きな食べ物は?」

「茶碗蒸しです……。」

「好きな色は?」

「濃い目のピンク……です。」

「好きな花は?」

「コスモスです。」

「あー。ピンクだもんね。それじゃあさ……。」

(まだ続くのかよ……。)

さっきカリナさんと別れて、カナタさんとお店を探すために歩いているのだが、歩き出すとカナタさんは滝のように止まることなく質問を繰り返している。正直言って気まずすぎる。

(私、ひどい態度取ったのに……。)

「あの……私のことなんかより……これからお店行くのに、お金……あるんですか?」

「あー、忘れてた。」

(えー、忘れるなよ……。)

カナタさんはうーんと考えると言った。

「ヒカルちゃん、見ててね、これがこの世界で生き抜く方法よ……。」

「え?」

カナタさんは声を張り上げた。

「さあさあ皆様、世にも珍しい芸をご覧にいれましょう。」

(……はい?いや、目立ってるんですけど……。何してるんですか、カナタさん!!!!)

すぐさまカナタさんの後ろに駆け込むが、すでに時遅し。四方八方からの視線が痛い。

カナタさんはコートの下から大福(?)を取り出すと、周りから歓声があがる。

「あんなウサギみたことない!」「可愛いわ。」等々

みんな興味津々に見つめてくる。

「さーて、ショーを始めましょうか。」

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