表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

エピソード1

さて、まず何をしようか……




ブモォォォォ!!!




!?


ヤベェここ森の中だったわ……


よし、逃げるか

『何で逃げるのさ!』


うおっ

「急に話しかけてくんなよ」

『ごめんごめん、で、何で逃げるのさ!』

「何でって、俺はただの人間だ、くらい森の中で猛獣と戦って勝てるわけがない」

『……あっちゃ~、ごめんね~説明を忘れてたよ~とりあえず『ステータスオープン』って言ってくれるキミの好きだったゲームみたいな感じで』


……何でこいつそんなこと知ってんだよ?

『神だからだよ~とにかく早く~』


チッ

「ステータスオープンッ!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前:羽音 甲蛾

種族:ダンジョンマスター

職業:魔王

HP:1280/1280

MP:640/640

STR:52

VIT:68

DEX:48

AGI:60

INT:44


スキル

迷宮創造(ダンジョンクリエイト):ランクS

迷宮主(ダンジョンマスター):ランクS

・魔王:ランクS

・異世界人:ランクA

・全ステータスUP:ランクB

・蟲使い:ランクB


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「見たよ、見たけど凄いのか?これ」

『凄いよ!大体の種族の平均ステータスはHPとMPを除いて18ぐらいだからね』

「まじか!すげぇな!」

『うん、じゃあチュートリアルとして、はじめの魔物を倒そうか』


そう言えばそうだった……

「なぁ?」

『なに?』

「俺、勝てるよな?」

『余裕だよ、なんたって『魔王』だからね。その気になればデコピンで勝てるよ』

「……分かった、やって見る」

『デコピン?』

「ンなわけねぇだろ、戦うんだよ」

『そう、頑張ってね~』


人事みたいに……

まあいい、行くか




ブルルルルル



ヤベェ、めっちゃデカイ牛見たいな奴がいる。それも2頭。


ブモォォォォ!!! ブフゥゥゥゥ!!!


ナワバリ争いか?

早いとこ仕留めた方がいいかもな。


行くぜ!


永久凍土(エターナル)黒吹雪(ダークブリザード)ッッッ!!!』


シーーーーーン


何も起こらん……


「どういう事だ神ィィ!!」

『アハハハハ!!当たり前だよ、そんなスキル持ってないんだから、ヒーー笑ったぁ』


ウゼェ

「んじゃどうやって勝つんだよ!」

『肉弾戦に決まってるじゃん』

「ムリだろ!」

『行けるよ、第一あの程度の攻撃力だったらダメージ1も入らないね、それと、さっきの大声で気づかれてるから。ガンバ!!』


まてぇい!……クソッ、切れやがった。


ブモォォォォ!!! ブフォォォォ!!!


そうか、気づかれてるんだったな。


「しゃあねぇ、来いやデカ牛がぁぁぁ!」


ブルルルルルルルルル!!


リズムゲームで鍛えた俺のリズム、見せてやる!

タイミングを合わせて…………


「喰らえッ『デコピン』ッッ!!!」


ブチィィ…………ビチビチビチャ


「おおおぅスプラッタ?グロイな」

『お疲れ様~いや~良かったよ~』

「急に出てくるの止めてくれねぇか?」

『アレ~もう慣れちゃった?まぁいいよ初めての戦闘での勝利、おめでとう!』

「……おお、サンキュな……」

『キミ、戦闘になったら性格変わるんだね~』

「らしいな、なぁ神?」

『ラノラインでいいよ』

「んじゃラノライン、俺初めて生き物を殺したんだけど、なんも感じねぇんだわ。なんでか分かるか?」

『魔王補正だね、殺す度に心に負担がかかってたら直ぐに気が滅入っちゃうよ』

「そうか……大変だな、魔王ってやつも」

『大丈夫だよ、キミはダンジョンマスターだから、直接手を下すことは少ないよ』

「!ダンジョン!おい、ラノライン!俺のダンジョンは何処だ?」

『ここだよ。もちろん1から作らないとね』

「ここ?」

『うん、だからちょっと開けた場所に近いように(ゲート)を開いたんだよ』


そうか、なんかラノラインっていいやつだな。


『そこで、迷宮創造のスキルを使ってみて。あと、ボクとしゃべる時は声に出さなくていいから、さっきまで独り言喋ってる変な人みたいだったよ』


やっぱこいつウゼェ~

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ