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悩む

 我も妊娠している。三か月だ。

周りの友はもう産み終え、育てている。

母親として遥か先を行く。

先輩である。

我はこの件に関しては先輩ばかりで後輩もなく

ただただ、ぽつりと孤独であった。


 ぐるぐるとした悩みは人によって違う。

これまで生きてきて、ぴったり同じという経験はそうなかった。

ありがたい事に同じ場合もあり得るが

なんせ抜けたものと最中の者では切実さが違う。


 妊娠など何分初めての事であるし

体も気持ちも変動がある。

その仕組みも目の当たりにできるわけでもない

神秘。というか現在は恐怖が大きい。


 どーんと構える器量を持ち合わせてもいない。

我は自他共に認める小心者である。


よもや同じようなタイミングで子育てする仲間ができようとは。

 

 いや。我のうさぎは子を産まぬ。

我も無事に出産できるかわからぬが

少なくとも可能性はある。

我のうさぎは可能性がない。皆無だ。

うさぎよ……

この事実をどう受け止めたものか


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