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第51話 未来の子供

 未来人である2人の子供はどうなるのか。


 パーシスを倒した伸郎達は不死長老の家に着き車を降りる。

「運転ありがとうございました。俺はこれで」

「おう!お疲れ!」

騎士は伸郎に丁寧に挨拶をして急いである人の元へ向かおうとした。が、立ち止まって2人の未来人にも声を掛けた。

「未来に帰るなら気を付けてね」

それだけ言い、真っ直ぐ庭の方へ行った。

「そろそろ僕達も帰ろうか」

「そうね」

優と純はタイムマシーンに向かう。タイムマシーンの入り口で伸郎、不死長老の2人と向かい合わせになり、丁寧にお礼を伝える。

「ありがとうございました」

「僕達も帰ります」

それを伸郎と不死長老は見送る。

「騎士くんも言っていたが、本当に気を付けてな。後、2人ならきっと幹部になれるぞ!」

「次は着地に注意して怪我をしないようにするんじゃよ」

「はい!皆さん!ありがとうございます!」

2人は大きい声でお礼を言いタイムマシーンの入り口が閉まる。すると、タイムマシーンは消えた。未来人が未来に帰り、任務の終わった伸郎も妻の居る家に帰った。


 優と純はタイムマシーンで元の時代へ帰った。

「今度は着地、大丈夫ね」

「流石に同じミスは繰り返さないよ」

2人はタイムマシーンを降りる。

「目的が成功したのが分かったら、このタイムマシーンは隠しましょ?もし、誰かに盗まれて悪用されたら大変だし」

「ああ、そのつもりだよ。何なら破壊しても良い位だし」

会話する2人の元へ片目に黒い眼帯をし、それを隠すように長い前髪をした黒髪ショートの1人の女性が近づく。いや、黒髪というより栗毛か?光に当たると結構、明るい色になるストレートヘアである。妖艶さや貫禄を意識しているのか。大人っぽい、それっぽい雰囲気の感じを出しているが、大きな子供2人居るとは思えない程に若い。

「おかえり」

振り返った2人は今までで1番の笑顔になる。

「お母さん!」

「昔のママも良いけど今のママも良い!どっちも良い!」

純は母親へ突進する。

「ぐへっ・・・黒葉ちゃんの物真似はしなくて良いから」

「純!お母さん、息が出来なくなってる!」

「・・・助かった。優ちゃん、ありがとう・・・純くん・・・その技はいつ覚えたのよ」

母親は息を整える。

「黒葉さんのを見て覚えた。良いなって思って」

「真似せんで良い」

髪も整えた際に黒い眼帯がチラリと見える。

「・・・失敗」

「だね・・・」

「まぁ、そうそう上手く行かないよな・・・」

「ええ、また頑張りましょ」

2人は落胆する。その様子を見た和夜は急に落ち込む2人を見て不思議に思い、

「え?何!?どうした!?」

と心配する。


 2人が過去に戻った目的は母親の片目の怪我をなかったことにするためである。物心が付いた頃には既に母親は黒い眼帯をしていた。絶対に片目を見せてくれない。最近では茶髪も止めて髪も短くし、長い前髪を活かして眼帯を隠すようになった。理由を聞いても教えてはくれない。きっと過去に戦った敵に怪我をさせられたのだろうと2人は予想していた。それに幹部ナンバー2である母親はもっと強いはずなのに、怪我のせいなのか母親は弱体化しているようにも感じていた。そもそも自分達の前では戦う姿は見せようとしない。目の眼帯はいつからなのかと母親に聞いても適当にのらりくらりと交わされ教えてはくれないのだ。だから、とりあえず過去に行けば分かるかもしれないと思いタイムマシーンを作って過去の時代に戻ってみたのだった。

「・・・言ってなかったんだけど・・・私は戦う時に変身して姿が変わるんだよね。変身後は目が紫になるんだ。肌も血管の色が濃い紫色になって・・・肌はどうしようもないけど目だけは一応、隠してたんだよ。あまり人には見られたくない姿だし」

「戦って出来た怪我じゃないの!?」

「うん。2人には特に見られたくないなと思って隠すようにしてた。変身も2人がいる時はしないようにしてたし」

「だから、私達が居る時は戦おうとはしてなかったし、私達の前では実力を出してなかったの?」

「まぁ、そうなるね。だから、2人とは一緒に任務に行って戦わないようにしてた。もし何かあっても、2人にはもう1人、強い味方が居るからね」

「何だー・・・」

「隠さない方が良かったかな。ごめんね」

2人は話を聞いて怪我じゃないこと、弱体化している訳でもないことに安心した。

「あの時に会ったのは2人だったんだね」

「ええ」

「うん!昔のママに会って来た!茶髪で長い髪だった!」

母親は髪を触り笑いながら言った。

「そうだな・・・気分転換に後で戻しても良いかもな。茶髪に染めてた時に」

「後、私達、別にお母さんが変身した姿を見ても嫌いに何てならないわよ」

「うん!うん!」

「隠そうとしなくても大丈夫よ」

「うん!うん!」

「そっか・・・2人共ありがとう・・・うわっ」

今度は2人一緒に母親に抱き着く。自分より大きい体をした2人の子供に挟まれ驚くが母親は笑って抱き返す。その様子を少し離れた所から見守っている1人の男性が近づいているとも知らずに。こちらも大きな子供2人居るとは思えない程に若い。

「お父さんが作ってくれたお母さん型のお守り。効果があったわ」

「そうなの?良かっ・・・」

母親はある人物が近付いて来る気配に気づき急いで振り返る。嫌な予感がして逃げようとしたが逃げ遅れて捕まり顔を赤くしながらジタバタ焦る。時すでに遅しである。

「お父さんは昔も今も変わらないわね~」

「父さんの怪力でママを潰すなよ~」

「2人共・・・止めて・・・く・・・れ・・・」

ハグをしていた。


 優が持っていたお守り。それは純も勿論、携帯している。2人の子供に与えられた物なのだ。父親が母親をモデルにマスコットを作り、お守りとして持たせていたのだ。ちなみに、未来の子供2人の両親は誰なのか。読者の皆様はお分かりでしょうか?予想が当たっていますように。

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