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異世界牛丼  作者: まさゆき
7/22

薬草採取

エスタミルの街の周辺には、畑が広がっていた。


・・・・・・あれ、森は?


エリスに聞いてみると、森はまだまだ先だという。


1時間くらい歩いてようやく森にたどり着いた。


この時点で、磯部はもう体力が限界である。


磯部がへばっていると、


”困ったな・・・・・”

みたいな感じで冒険者3人組がごにょごにょ相談を開始した。


普段の磯部なら、すぐに気を使って言いわけをするところであるが、

もはや体力がなさすぎて、冒険者3人組に対して気を使うことができない。


「体力ないなぁ、、、しょうがねぇ、これ飲みな!」

エリスが水の入ったビンを渡してくれる。


「これは、、?」


「いいから、飲みなって!」


磯部は、エリスの圧に負けて飲む。


フォ、フォフォフォフォフォ、フォォォ~~~~~~~~


な、なんだこれは、

頭スッキリ、気分爽快、疲労が一瞬で消し飛んだ。

体中に生気がみなぎる。


今まで生きてきて、一番スッキリした気分である。


「こ、これはなんですか?」


「ポーションだよ。薬草を薬師が加工して作る回復アイテムだ。」


「ぽ、ポーション、、これが、、、、」


「ま、使い過ぎもよくないみたいだが、冒険者の必須アイテムだよ」


エリスが教えてくれる


「さぁ、とっとと仕事を終わらせないと、日が暮れちまうぞ!」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



・・・・・・・・・・・・・・・



・・・





薄暗い森に入ると、冒険者3人組の警戒心が上がった。

ピリッとした空気をまとう。


磯部は、森に入ったことよりも、冒険者3人組の変化に驚く。


しばらく進むと、ジャックが

「ゴブリン!」と大きな声で叫ぶ


それと同時に、ジャックが視界から消えた。


気が付いたらゴブリンの死体の前にみなが集まっていた。


磯部は何が起こったかわからなかった。


どうやら、ジャックがゴブリンを発見して、即座に切り捨てたようだ。


3人は、そのまま何事もなかったように進んでいく。


磯部は、何か感想とか、世間話とか、、、

とも思っていたが、どうやらゴブリンを一瞬で発見し、一瞬で切り捨てることは、冒険者にとって日常業務に過ぎないようだ。


その後は、特に魔物に出会うこともなく、目的地に到着した。


小さな池のほとりに開けた空間があり、そこに草が群生していた。


「やれやれ~、到着したわ。。」


「じゃあ、俺たちは休んでるから、採取よろしくな」

エリスが元気に声をかけてくる。


「は、はぁ。」

磯部は、まだ戸惑いを隠せない。


「ここら辺は、魔物はでないし、俺が警戒してるから大丈夫だよ」


「ほら、さっさと薬草を採る!」


「あちゃ~ 、ひょっとして薬草採取ははじめてか!? どれ、貸してみ」


エリスはひとりで納得して、薬草カゴを磯部から奪うと、ポイポイ薬草を採ってはカゴに放り込んでいく。

ある程度採取したところで、カゴを磯部によこす。


「ほら、頑張ってな!」


そういって、ゴロンと寝転んでしまった。


ジャックとミリアムはどこかに消えてしまっている。


磯部は、ノタノタと慣れない手つきで薬草を採取する。

数時間採取し続けたところで薬草カゴがいっぱいになった。


エリスは寝ていても、磯部の様子を把握していたようだ。


カゴがいっぱいになったタイミングで

「おっ、できたか! お疲れ!」

と声をかけてきた。


「ジャック~~~  ミリアム~~~ 帰るぞ~~~~」

エリスが大声で呼ぶと、しばらくして、ジャックとミリアムが帰ってくる。


この二人、どこで何をしてたんだ・・・・


「さあ、帰るぞ! 家に帰るまでが遠足だからな~」

エリスは明るい。


来た道を再び帰る。


帰りしなは、スライムに遭遇した。


ミリアムがスライムをファイヤーボールで焼くというイベントがあったものの

磯部としては、気が付いたら焼けただれた青いぶにょぶにょした物体が出てきた、という感じであった。




森を出たとき、ちょうど夕暮れになっていた。

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