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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

迷作劇場 赤スキンのチャン

【赤頭巾】赤いスキンのチャン

【お婆さん】サケニ・ヨッテン叔父さん

【狼】見せ場の無いワーウルフ

【猟師】チャンの両親


むかし むかし ある所に お酒を一滴も呑んでいる訳じゃないのに肌が真っ赤かな鬼のチャン少年がいました。


チャンの実家はお酒にうるさい鬼も唸る酒屋さんでした。


酒屋にはいつも酒ばかりを呑んでいるサケニ・ヨッテン、という叔父さんがお酒を買いに来ていましたが、サケニ叔父さんはいつもお酒を呑んでいる為か、千鳥足でアッチにふらふら〜コッチにふらふら〜と危ないのでチャンがお酒を届けに行く事になりました。


チャン「サケニ叔父さん!いつものお酒持ってきたよ」


サケニ「おおチャン!よく来てくれた。さっ!先ずは一献」


チャン「僕は呑まないよ?」


サケニ「俺に注いでくれ」


チャン「しょうがないなぁ」


といつものお約束をしていたところ、視界の端に空の酒瓶と倒れ伏してるワーウルフの姿を捉え、散乱する空の酒瓶と倒れて動かないワーウルフ…チャンは現状を把握しサケニ叔父さんに問い掛けました


チャン「サケニ叔父さん…遂に酒の勢いでやっちゃったね?」


サケニ「してねぇよ?」


チャン「でもここに証拠があるよ?」


サケニ「だから違うって、コイツがウチに不法侵入して来た時に床に転がっていた空の酒瓶で滑って頭を打ってお亡くなりになっただけだって」


チャン「いやそれ後片付けしないサケニ叔父さんの所為じゃん?」


サケニ「いやいや不法侵入して来たコイツが悪い」


チャン「いや片付けない叔父さんが…」


サケニ「いやコイツが…」


と水掛け論を数回殆ど繰り返しましたが…


チャン「ああもう!とにかくウチの親にどうしたら良いか聞いてみるよ」


サケニ「…ああ」


このままでは埒が明かないので取り敢えず両親に相談してみる事を提案、サケニ叔父さんは渋々了承し、チャンは叔父さんの家を後にしました


サケニ「取り敢えず、コイツ(ワーウルフ)を埋める穴を掘るか…」


訂正、証拠隠滅を図るサケニ叔父さん


チャン「ただいまー!」


両親「「おかえりチャン〜!」」


チャン「実はサケニ叔父さんの家で…かくかく云々…」


両親「「なっ!なんだって〜!」」


チャンはサケニ叔父さん家でお亡くなりになっていたワーウルフの事を両親に相談すると…なんでもワーウルフは毛皮を剥ぎ肉は食用に、骨と爪と牙と毛皮は高値で売れる!と聞き、急いでサケニ叔父さん家に…


チャン「サケニ叔父さん〜!」


サケニ「おおチャン、丁度良い所に!コイツを埋める穴は掘ったから手伝ってくれ!」


チャン「ちょ!サケニ叔父さん、埋めちゃ駄目だって!ソレ売れるから!」


サケニ「?」


チャンは、こんな酒の事故は無かった事にする為に穴を掘って埋めようと証拠隠滅を図ろうとしていたサケニ叔父さんを説得し、二人でワーウルフを買取業者に持ち込んだところ損傷の少ないワーウルフを査定してた業者いわく剥製にするべきだと熱く語り始めた為、両親に相談した結果、何故かチャンの実家でもある酒屋で引き取る事になりました。


その後ワーウルフの剥製は、ちゃんとお片付けをしないと頭を打ってお亡くなりになったワーウルフの様になるぞ?、と多くの人々に見せしめになる様に店に飾られました。


お終い。

よくよく考えると剥製って残酷ですよね?なのでコチラにしました。

すいませんジャンル間違えてました。

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