ハゲって言われるよりこの薄毛!って言われた方がダメージでかくない?
ハゲを潔く刈っている人と、ハゲを気にしている人に、世の中別れている。
バーコードは「あれ一体何の意味があるの? 風が横から吹いたらふぁさっって剥がれちゃう(←他に表現が思いつかない)の実はウケ狙いで待ってるの?」というくらい謎のカバー力ですが、気のせいでしょうか。
そういえば、コンビニ話でおっさんのバーコード頭読んだらいくらなの、という実話があった。
おっさんノリノリで、おにぎり200円、みたいな(おっさん泣きながら笑ってた)という結末だったはずだけど、それを聞いてしまったらバーコードのおっさんを、レジでピッてしてみたい人たくさんいると思うんだ。
ともかく、そんな薄毛に悩む年上どもがけっこういて……本人にとってはデリケートな問題だから決して私は「ハゲ」とか口に出さないんだけど
励まします
とかいう単語にまで反応してくるので鬱陶しいことこの上ないことがあります。
で。
世の中さげすむようにハゲハゲ使われてるけど、ハゲはありふれすぎていてダメージ的にはチクっと心が痛むくらいだと思うのです。
個人的には「うるせぇこのハゲ!」って言われるより「うるせぇこの薄毛!」って言われた方がダメージでかくない?
ハゲって言われ慣れてて自覚がある人は前者は怒ると思うけど、後者言われたら反論どころかグサッってくると思うんだよね。
間違っても口に出さないけども。
時々、デリケートにそんなことを気にしている上司見ると、そう思う。
もっと他に悩むべきことはたくさん目の前にあるはずなのだが。
薄毛呼ばわりに比べたらハゲなんてありふれた単語には違いない。
ハゲの方が本当は重症っぽいけど単語として使われすぎているだけに。
何でこんな話になっているかというと、現在トラウマ的に顔を合わせたくない人々がいて、そうだ、老眼鏡をかければいいんだ(ぼんやりしてよく見えない)、という老眼鏡なんていらない年齢なのに驚きの発想で、老眼鏡かけてみた。
たまたま会いたくない時に会ってしまったのだけれど、誰だか判別不能だった。
ハゲ以外は判別不能だった。
ハゲ以外、判別不能。
気分が鬱になりそうなくらい顔合わせたくなかったんだけど、その言葉が脳内に浮かんだ瞬間、鬱になるどころか笑いがこみあげてきてしまって、用が済んで内庭に出たところで箸が転がってもおかしい年頃のごとく声上げてしまった。
良かった。周りに人はいないし大笑いはしてないぞ。
ハゲ以外判別不能。
もう、ずっとこれでいいんじゃないかと思う。
実はこの上司たちには過労で倒れるところまで持っていかれたので、好き嫌い以前に本当にトラウマで会うと体硬直しそうな感じなんだけど、これ、対処法としてはすごくおすすめかもしれない。
普通にHSPの人(高感度センサーの持ち主で組織でストレス溜めやすい人)は伊達メガネや耳栓で軽減できるっていうし
見たくないものが職場にある時、老眼鏡はおススメ。
……うん、書類も見えないけど。PCも見えないけど。
それは人が来たらメガネをかければいいだけの話。
ハゲ以外判別不能。
数日後に打ち合わせで会う予定あるけど、しばらく笑って過ごせそうな気がしてならない。
※この記事はハゲの人をバカにしているものではありません。
しかし、人は自分が気にしているほど人のことを見ていません。
「みんなの視線が気になって……」という増毛CMが出てきたけど、知らないおっさんの薄毛事情なんていちいち見てないよ。人の体型だって同じ悩みだからわかると思うけども。
そんなわけでみんな、(自分も含めて)もっと楽に生きような。