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愛は世界を救う、だろ!  作者: もへこかな
4/9

スラム街に転生!?

やっと転生後に入ってきました〜

乱文すみません

意識が戻ってくるのがわかる。

真っ暗だった世界から、急に眩しいほど明るい場所へ出た。

同時に、聞こえてくる声。

「産まれたぞ!男の子だ!」

産まれた?転生したのか...

目を開けると、男の顔が目の前にある。

父かな?

精悍な顔立ち。しかしちょっと...痩せてるな。

清潔...でもなような。

ちょっと見ただけで着古した服を着ている。

おや...?

嫌な予感がする。

「ほら、お前も抱いてみろ」

次に抱かれたのは、きっと母だろう。

ブラウンの髪に、同じ色の瞳。

一見幼く見える顔立ち。

こちらも...痩せている。

回りを見回してみる。

意識は転生前と同じらしく、記憶も残っている。

本当に昔小説で読んだような転生だな、と感心してしまう。

まず今いる場所だが、屋根はある。室内だな。

だが、室内と言うにはあまりにも...屋根とか穴空いてるし。

壁も、壁というか板が立てかけてあるだけというか。

隙間風は免れないだろう。広さも...何というかこれは、馬小屋、か???

この世界の平凡がどの程度なのかわからないが、これはいかにも...。

スラム街ってやつか?

いや別に、貴族の家に産まれるんじゃないかと思ってた訳じゃないけどさ。

少し貧しい位でも大丈夫だとは思うけど。

これは、少しじゃないだろう!!

神の加護どこいった!!

まあ、文句を言っても産まれてしまったものは仕方ないのでもう一度母を見る。

何となく、前世の妻と似ている気がして妻のことを思い出した。

今頃どうしているだろうか。

きっと、毎日泣いて暮らしているだろう...。

そんな事を考え、辛い気持ちになってしまう。

まあ、今は幸い赤ん坊だ。

泣くのが仕事だから多少泣いても許してもらおう。

でも、中身がおっさんの赤ん坊ってどうなんだ。

泣きたくても泣けない大人なのに、赤ん坊になってしまった。

複雑な心境だな。

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