ショートケーキがヒットォォォォォォォォ!
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とりあえず、依頼をしてみようかと思った時。フと疑問に思ったことがある。
……アレ?他に誰もいなくね?
周りを見回すが、誰もいないし、誰かがいた形跡もない。え?美女巨乳の社員さん達は?え?
「私の胸そんなに気になるかしら?」
「一切見てないからな!?どう考えても辺り見回してたよな!?」
「そうなの?てっきり私の胸をどうやって襲おうか、って考えてると思ってたわ」
「……」
何この人。本当に女子なの?中身男子でしょ?
とりあえず、スルーしよう。
「あのー?事務所紹介のところに、美女巨乳がいっぱいるって書いてあったんですけど……」
「あーアレね。いっぱいるわよ。ほらあそこに」
と、目を向けたところには確かに美女巨乳がいっぱいいた。
……
「どうみても作りもんだろうが!なめてんのか!確かにおっきいけども!完璧に折り紙で作ってんじゃねぇーか!子供か!」
「あら?どこにも人間だなんて書いてないのだけれど?」
「幼稚だな!おい!」
いい歳してんのにな!だからこいつ独身なんだろうな。どうせ、結構来た人いると思うけどコレ見てこれ言われてみんな辞めたんだろうな。だから社員0なんだよ。
一瞬、ホールケーキを顔面に投げつけようかと思ったが、大人げないと思ったのでやめておく。
どうにか落ち着き、話の続きをする。
「……なんでこんな嘘を書いたんですか?」
「嘘なんて書いてないわ!ふざけないで!営業妨害で訴えるわよ!」
「まだ言う気か!詐欺罪で訴えたろうかあん!?」
「それは困るわ!……ごめんなさい」
と、机の上で正座し出す蓮ちゃん。
「何真面目に反省してんだよ!てか頭下げたところケーキだし!?顔にぐちょぐちょについてるし!?」
「な――!?」
「……大丈夫ですか?」
「あんたが仕掛けたのねぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
「意味わかんねぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
手にナイフを2個持って、顔が鬼になる蓮ちゃん。
こえぇぇぇぇぇぇぇぇ!?
「あなたは私の敵だわ。血祭りにしてやる」
「なんかブ○リーみたいになってんだけどぉぉぉぉぉぉ!?」
「ダブルイレイサーキャノン!」
ドドドドドドド!
痛い!何これ!ブ○リーの技によく似てんだけど!?てかなんか痛いし!
とはまぁ投げているのは苺で。俺に当たる度に崩れて、俺が赤色に染まっていく。
……これが血祭りというやらなのだろうか。どうみても苺投げまくる祭りにしか見えないですけどどうでしょうか。
「あ――!?」
と、急に顔が蓮ちゃんに戻り、口をポカーンと開けて手に持っている苺を見つめる。
「これが……カカロットの……力……なのか……!」
「何死にそうになってんだよ!何だよカカロットって!俺何もしてねーよ!」
「生まれて……よかった……」
「死ぬなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「もう……やり残す……ことは……ない……貴様が……真の……サイア人だ……それを……誇りに思うがいい……俺は……もう……天国へ……帰ると……しよ――」
「しつけぇぇぇぇぇ!」
「デジャブ!」
ホールケーキを顔に押し付ける。そしてグリグリ動かす。
ここで永眠しやがれ!もう来ないからな!こんな社長死ねよ!
「なんだよもう……来てガッカリしたぜ……せっかく入社しようかと思ったのに……」
「そこの少年待ちな……あっしがここの社長、金松れ――」
「もう黙ってくれませんかね!?……もういいですよ。こんなブラック企業に入社したい人なんているはずないですもんね……」
と、ドアノブに手をかけた瞬間。
後ろから顔の横スレスレを拳が通る。そして、玄関にはヒビがはいらなかった。入らんのかい!
もちろん、その拳の正体は蓮ちゃんである。
「あ〜ら〜?どこがブラック企業なのかしら?探偵、金松蓮の本当の凄さを知らないのによく言えたわねぇ?言っておくけど、私はどんな依頼でも必ず成功させるけど?今まで1回も失敗したことないのよ?」
「いや――」
「どう?1回私に依頼してみない?この探偵、金松蓮にさ」
その顔は優しく、そして怖かった。
恐怖までとは言わないが、どう考えても怒っているような感じだ。
ただ、自信があるように立っていた。決して失敗はしない、と。
だから俺は試してみることにした。
本当の、探偵かどうかを。
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「だから短いって言ってんだろ!」
うるせぇ!もう2回目だからな!お前らには負けねぇーぞ!作者舐めんなよゴラァ!
「おいその画面から飛び出してその顔面ぶっ壊したろうかあん?」
「なんで私のエロシーンがないのよ!?」
「あんたは黙ってろよ!」
そうだ全員黙ってろ!
「もううるさいです。とりあえず、早く終わらせましょう」
はいすみません。
「……っで?あれからほぼ2ヶ月経ってるんですけど?どう説明してくれるんですか?」
だから新作思いついたって……
「新作新作うるせぇ!新作どうでもいいからこっち書けや!」
「そうだわ!そして早く私のエロシーンを書きなさい!」
「早く私を登場させないと本気で画面から飛び出して殺しますよ……」
……………………
「なんだ?ダンマリか?」
「早く書きなさいよ!」
「いつ殺しに行こうかな……」
……もう書くのやめる。もうヤメだやめ。こんな登場人物ありえんわ。消そ消そ。
【開き直ってんじゃねーよ!作者!】
なんだよ!これは息抜きの小説だ!いつ書いてもいいだろうが!次回で話終わらせたろうか!?一応な!こっちだって最終話までちゃんと構成考えてあるんだよ!
「マジになるなよww」
な……笑うなっ!
「アハハハ!作者ってゴミなんだね」
「さすがガリガリ君」
もうそのあだ名やめてくれませんかね!?
「それより、またここで尺とるきですか?もうシメましょう」
はい。
いや〜もう1ヶ月に1回は更新しますよ。(まぁ蒼ちゃんが出てくるのは3月になりそうだけどプププ
「(ギリ……」
ヒャァァァ!嘘です嘘です!来月には出します!ごめんなさい!
ということで、今後ともどうぞよろしくお願いします。
「しっかりやれよな」
「エロシーン♪エロシーン♪」
「(ガリガリガリガリ」
誰か僕を助けてください。