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逃げろおおおおおおおおおおおおお!?

 ###


「嘘だろおおおおおおおおおおおおお!?」


 車が4台ツッコミ……もとい。突っ込み、大爆発を起こした。


 --はずだった。


「ふぅ。危なかったわね赤犬」


 目をつぶって死を覚悟していた赤犬はその声の主がわかるとすぐさま目を開ける。


「れ、蓮……!」


「うふふ」


「キモ」


「うるさいわね!」


 そんな冗談を挟みながら先程まで迫っていたはずの車はどこに行ったのか、と蓮ちゃんの背後を見る。

 すると、蓮ちゃんの後ろ約10mあたりで車が全部止まっていた。


「こ、これは……」


「これ?私の胸だけど」


「ちげーわ!後ろの車のことだ!てめぇの胸なんぞ1ミリも興味ないわ!」


「ひ、酷い!あんなにさっきキャバクラに電話かけてたのに!」


「あれてめぇの仕業か!ふざけんなよ!?」


「私じゃないわ!バフよ!?私がさっきバフに「次赤犬から電話かかってきたらキャバクラに繋げておいて」って頼んだだけよ!?」


「結局てめぇじゃねぇか!」


「--お楽しみのところ悪いが死んでくれ」


 バン!と銃声音が高速道路内に響く。

 その受精音……もとい、銃声音を発した主は蓮ちゃんの後ろに背中に銃口を向けて立っていた。


 そして1秒程響きが聞こえたあと、ドン!と人が倒れる音がした。


「あれ、これ痛いわね」


【は?】


 後ろに立っていたのは1人だけではなく複数人立っていた。車の数と丁度一致する。


 声の主は蓮ちゃんだ。

 そして驚きの言葉を発したのは蓮ちゃん以外のその場にいた全員。


 なぜかって?そりゃ、蓮ちゃんは撃たれた側なのに平然としてて、撃った男が血を流して倒れてるんだもん。おかしいじゃん?おかしいじゃん?おかしいじゃん!?


「ねぇ赤犬。防弾チョッキ代わりに鉄板いれてたんだけど痛いわね」


 そう言いながら背中から薄い鉄板を取り出す。


【……】


 後ろの人達は口を開けてポカンとしている。


「……うん、まぁむちゃ薄いからね。キャバクラによく来る金持ちのじじぃ共の髪の毛並に薄いよね」


「そんなに薄いかしら」


「うん薄い……」


 そんなこんなで、


「貴様ら……!」


「あら、どこかで見覚えあるかと思ったら、昔私と一緒に任務したことあるわね」


「ほんとだな。俺も見た事ある」


 そう言って話しかけているのは1人の男だった。やせ細った気弱そうな男である。


「やぁ久しぶりだね!……えーと……Aくん!」


 ぜってぇ覚えてねぇだろ!?なんだそのテストの問題で名前考えるのめんどくさくてABCくんにしたような名前!?……自分でツッコんでおいて何言ってるかわからない。そんなこんなな高橋ですどうもこんにちは。


「おうお久!……B!」


 なんで名前変わったぁぁぁぁぁぁぁ!?おかしいだろおおおおおおおおおお!?


「元気にしてたか!?」


「……」


「なんだよ無反応なんて寂しいやつだなぁ!久しぶりの友との再会じゃないか!仲良く昔話でもしようぜ!」


「……あの……」


「ん?どうしたの?」


 蓮ちゃんと赤犬にウザ絡みをされていたA(B)くんがようやく口を開いた。


「……この前入ったばっかの新人なんで貴方達のこと全く存じ上げないです」


【え?】


 え?


「え?じゃああなた私の昔の仲間じゃなくて……」


「ただ殺しに来ただけですが……」


「ふーん……」


「へー……」


 そう言いながら蓮ちゃんと赤犬は、その他人に背を向けてゆっくりと歩き出す。


【逃げろおおおおおおおおおおおお!!!!】


 あ、逃げやがったぞおおおおお!?


「撃て!!」


 その言葉とともに、蓮ちゃんと赤犬の背後から銃弾の嵐が。


「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


「蓮!てめぇがそんな口ぶりするから俺も知り合いかと思ったじゃねぇか!」


「何よ!赤犬だってのってきたじゃない!!!」


 そう言って、先程のトラックの後ろに隠れる。しかし銃弾は止む気配はない。

 このままではトラックが爆発しかねないし、銃弾が貫通してきてしまう。


「どうするんだよ蓮!」


「えへへ」


「なんだよ気色悪いな」


 不気味な笑みを浮かべる蓮ちゃん。


「私に考えがある」


「はぁ……?」


 そう言って蓮ちゃんは準備をし始めた。




 そして。


 ドカーン!!!!!!


 高速道路の上が大爆発を起こした。

 その爆風はとてつもなく、蓮ちゃんと赤犬が隠れていたトラックも軽く吹き飛ばす程。


「いてて……」


「くそいてぇ……」


 2人も吹き飛ばされ軽く怪我を負う。


「おいてめぇ……なにしやがった……」


 大の字に寝転がる赤犬は、同じく大の字に寝転がってる蓮ちゃんに問うた。


「隠し持ってた手榴弾ぶちかましてあげただけよ」


「……よく警察に捕まらねぇな……」


「あら?あなた警察じゃなくて?」


「ちげーよ……ただの赤犬だ」


「あらそう。私だってただの蓮ちゃんよ。なんかボールみたいなの落ちてたから怖くて投げただけだもん」


 高速道路は見るに無残な状態であった。

 幸い高速道路は崩れず、下の道路や建物には被害はなかったが、高速道路はあちらこちらで車体の破片が燃えている。


 赤犬と蓮ちゃんを襲ってきた敵は見るに堪えない姿になってしまっていた。ガチャ〇ンモザイクでもかけておこう。これで一安心。


 ウウーン!ウウーン!う、うう、うう、ウウーン!


 と警察のサイレンがどんどん近付いてきた。


「あら本物の警察のお出ましね」


「俺を偽物扱いするんじゃねぇよ……」


「なぁ蓮。もう少しこじんまりとできなかったんか?」


 その声の主は剣璽だ。

 移動がお早いようで。


「これでもこじんまりな方よ」


「おいおいそんなこと言ったらこれ以上はあれか?都庁爆破か?皇居爆破か?あ?」


「剣壐のムスコが爆破よ(笑)」


「規模ちっさ(笑)」


「うるせぇおめーら!俺にとっちゃ皇居爆破よりも大きいわ!てか(笑)つけるんじゃねぇムカつく」


「警察が言っちゃいけないこと言ったわね」


「今の発言は公安の赤犬様が逮捕しちゃうぞ案件だな」


「ごめんそれはちょっと何言ってるか分からない」


「はい」


「さぁて、蓮。そして赤犬。署までご同行して--」


【嫌だ★kusaretinpoyaro★】



 --剣壐がバズーカーを構え、高速道路に2度目の爆発が起こった。

###


蓮「あら、今回から後書きに書くようになったのね」


うん、まぁね。なんか文字数に数えられるとややこしくなるしね。


剣「確かに。こっちの方がいいかもな」


蓮「てか最近小説書いてなさすぎじゃない?」


ご、ごめんなさい……どうしても他の誘惑が--


【○ね♡】


蓮「小説家として失格。今すぐ辞めて剣魔士になるべきよ」


剣「ん?呼んだ?」


呼んでねぇよ帰れ


剣「絶対名前がこうだから、あの世界行ったら俺が最強だよな」


蓮「確かに。蒼翔とかいう多重人格のわけわからんやつよりかは強いよね」


うるせぇやめろ!!!いくら作者同じだからってやめてくれ!!!!


蓮「終わろ」


剣「だな」


まて!勝手に終わるんじゃない!!!!


蓮「次回、城○内死す」


剣「まったみってね〜♪」


やめろおおおおおおおおおおおおおお!

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