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どぶゲボ!!~我慢汁馬路吉のオブツ道~  作者: 追試
第一章・我慢汁馬路吉【がまんじるまじきち】は、君に語りかける。
8/20

その日、オレはあせっていた。

その日、オレはあせっていた。


ジェネシスとしてのプライドが逆にオレを責めたてたのかもしれない。


ディフェンス配置はレッドゾーンであるにもかかわらず、オレはわざと授業に遅刻した。

水泳の授業のときだけ女子更衣室になる二階の教室へもぐりこむためだ。



時間としては、20秒から30秒のつもりだった。

まっすぐに制服に駆け寄り、ブラとショーツを机に並べてデジカメで写真を撮る。


それだけのはずだった。


しかしオレが次に気がついたとき、おれはすでに上半身裸でブラを身に着けていた。


十数分前までそこにあったキサラギのぬくもりを確かに肌に感じた。


それどころか見た目ではわからなかったが、脇から前中心にかけて内蔵されたパワーネットパネルの脇寄せ効果で、なんかものすごく励まされてる感じがする。


おれはブラ一枚つけた上半身の上から直に学ランを着てみた。


そうすることが至極自然であるような気がしたからだ。


白地に赤と青で描かれたガーリーなデザインのブラと無骨な学ラン。

出会うはずのない二つがいまここに同時に存在する恍惚感をうっとりとオレが感じていると。



突然、誰かが一階から階段を上がってくる物音がした。



オレは一瞬の判断でショーツだけ戻すと、男子更衣室になっている隣の教室へ音速平行移動し、ズボンを脱いでテーブルに載せて水着に着替える振りをした。




 すると、その教室へ入ってきたのがマラ宮だったのだ。


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