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どぶゲボ!!~我慢汁馬路吉のオブツ道~  作者: 追試
第一章・我慢汁馬路吉【がまんじるまじきち】は、君に語りかける。
4/20

オレは覚えている。

マラ宮は同級生の茶髪の不良だ。



いつもはズリ夫とかチン坊とかと一緒にいる。


マラ宮はこのあたりではかなり怖がられていた不良だった。



みんなはクラスでマラ宮が暴れても何も文句は言わなかった。


言おうものならマラ宮はすぐにキレて大声で殴りかかってきたし、背も高くて怖い知り合いも多かった。

あんまりひどいときは大暴れするマラ宮を止めるために警察が来たこともある。


だからみんな少しくらいなら金を取られたりしてもどっちもいいふりをするのだ。




けれど、べつにオレはマラ宮のことは本当にどっちでもいい感じだった。



どっちでもいいというのは、例えばマラ宮とオレの関係性をお互いに書いて下さいと例えば言われたとして。

オレがマラ宮のことを「同級生」と書いたとして。

でもマラ宮がオレのことを「ゴミ」と書いたとして。


そうだったとしても別にどっちでもいいと思えることだ。

オレはマラ宮から何を言われてもやり過ごすことに決めていた。


でも、やっぱりマラ宮にはしょっちゅう馬鹿にされ、いやな事をされた。




そういうことはすごくいつまでも覚えている。


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